レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年10月30日
- 登録日時
- 2022/07/13 11:11
- 更新日時
- 2022/09/06 10:41
- 管理番号
- 川図21-08
- 質問
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解決
木材を回転させ、その熱に着火材を加え火種をつくる原始的な火起こし器の作り方を知りたい。材質、寸法、着火剤、切り欠きなど。孫に教えるために自分が読むので、対象は大人向けでも良い。
- 回答
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[1]当館OPACでキーワード「火起こし」/一般件名「火」などで検索し、ヒットした資料から下記を紹介した。
(1)『やってみようなんでも実験 第7巻 昔の火起こしに挑戦/忍法!氷点の術でアイスクリーム NHKビデオ』(NHKエデュケーショナル企画・制作、NHKソフトウェア、1997)
当館が所蔵しているビデオテープ。貸出または館内での視聴が可能。
火おこしについてのパートは約25分で、実際に木材を準備し、火おこしをする様子が映像で収録されている。「もみぎり式」「まいぎり式」「ひもぎり式」「火打ち式」「圧気式」「打撃式」が紹介されている。
(2)『原始時代の火 復原しながら推理する』(岩城正夫著、新生出版、1977)
「キリモミ式」「ヒモギリ式」「弓ギリ式」「マイギリ式」「ノコギリ式」等の発火法についてそれぞれ、適した木の種類や、木材の加工方法、作り方等について、絵や写真を用いて詳しい記述がある。
[2]5門の棚をブラウジングし、下記の資料を紹介した。
(3)『発明と技術の百科図鑑』(DK社編著、原書房、2019)
p.8「最古の道具」というページに「火をおこす」という項目があり、弓ぎり式の火起こし器が絵と文章で説明されている。
[3]CiNii Articles(注:回答作成時。2022年4月からCiNii Researchに統合)でキーワードに「火おこし」と入力して検索し、下記の資料を紹介した。
(4)柿原 聖治「燃焼の仕組みを理解させる : 火おこし器で発火させる方法を通して」『東邦学誌』45(1):2016.6 p.73-78
愛知東邦大学の機関リポジトリで閲覧可能。(http://doi.org/10.20728/00000410 2022年7月13日最終閲覧)
教育学部の学生を対象に行った、舞錐式の火起こし器を使い、発煙だけでなく実際に発火させる実験について書かれている。
[4]サイエンスポータルで「火起こし」とサイト内検索を行い、ヒットした下記のページを紹介した。
(5)サイエンスポータル「サイエンスバトル (18)燃えろ 火おこし対決!」
(https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencechannel/c063301018/ 2022年7月13日最終閲覧)
上記(1)で火おこしの実験を紹介している戸田一郎先生が、中学校で火起こし実験を紹介する動画。
CGによる、火が実際におきる仕組みの紹介などもある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 技術史.工学史 (502)
- 参考資料
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- NHKエデュケーショナル. やってみようなんでも実験 第7巻 昔の火起こしに挑戦/忍法!氷点の術でアイスクリーム NHKビデオ. NHKソフトウェア, 1997.
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岩城正夫 著 , 岩城, 正夫, 1930-. 原始時代の火 : 復原しながら推理する. 新生出版, 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001331533-00 -
DK社 編著 , 柴田譲治 訳 , 柴田, 譲治, 1957- , Dorling Kindersley, Inc. 発明と技術の百科図鑑. 原書房, 2019.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029998595-00 , ISBN 9784562056743 -
柿原, 聖治 , 柿原, 聖治. 燃焼の仕組みを理解させる : 火おこし器で発火させる方法を通して. 2016-06-10. 東邦学誌 = Journal of Aichi Toho University 45(1) p. 73-78
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I006313896-00 -
サイエンスポータル. サイエンスバトル (18)燃えろ 火おこし対決!.
https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencechannel/c063301018/ (2022年7月13日最終閲覧)
- キーワード
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- 火
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000318723