レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年02月13日
- 登録日時
- 2023/09/06 10:14
- 更新日時
- 2023/09/29 09:10
- 管理番号
- 中央-1-0021658
- 質問
-
解決
渡り鳥として冬季に飛来するダイサギ(亜種チュウダイサギではなく、ダイサギあるいはオオダイサギと呼ばれる亜種)について、日本に飛来する時期・大陸へ去る時期を知りたい。また、渡りをせずに年間を通じてとどまるものもいるのか、いるとしたら日本のどの地域か知りたい。
- 回答
-
次のとおり回答し、参考資料を紹介した。
・ダイサギは11月頃に飛来し、翌年3月頃までとどまる
・渡りをせず、年間を通じてとどまるものもいる
・鹿児島県など、日本の南方の暖かい地域では一年中見られる
紹介した資料
『日本鳥類大図鑑 3 増補改訂版』清棲幸保/著 講談社 1978年
『原色日本野鳥生態図鑑 水鳥編』中村登流/共著 中村雅彦/共著 保育社 1995年
『日本の野鳥650 決定版』真木広造/写真 大西敏一/解説 五百澤日丸/解説 平凡社 2014年
『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂拡大蔵書版』高野伸二/著 日本野鳥の会 2008年
『日本の野鳥 写真検索 増補改訂新版』叶内拓哉/写真・解説 安部直哉/分布図・解説協力 上田秀雄/解説(鳴声) 山と溪谷社 2011年
『川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から』鹿児島の自然を記録する会/編 南方新社 2002年
- 回答プロセス
-
・『日本鳥類大図鑑 3 増補改訂版』清棲幸保/著 講談社 1978年
p917「ダイサギ」
生息環境:本邦にはきわめてまれに渡来し、チュウダイサギと類似した環境(千葉県五井養老川川尻の州)に生息する。
渡り:きわめてまれな冬鳥として11月ごろ渡来し、翌春の3月ごろまでとどまる。
分布:冬鳥として北海道、本州(観測地点の詳細省略)などに渡来する。
・『原色日本野鳥生態図鑑 水鳥編』中村登流/共著 中村雅彦/共著 保育社 1995年
p92「ダイサギ」
日本では関東地方から九州までの各地で繁殖するが、シラザギ類3種のなかでは分布域が最も狭い。冬は大部分が南方に移動する。
・『日本の野鳥650 決定版』真木広造/写真 大西敏一/解説 五百澤日丸/解説 平凡社 2014年
p170「ダイサギ」
分布・生息環境:夏鳥として関東以南に渡来し、冬はほとんど南方へ移動するが少数は残る。北海道では稀な夏鳥。奄美諸島以南では冬鳥。
亜種:冬鳥として渡来するのは亜種ダイサギ
・『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂拡大蔵書版』高野伸二/著 日本野鳥の会 2008年
p112「ダイサギ」
習性:本州~九州で繁殖し、冬も見られるが、北海道では夏鳥(繁殖記録はない)、南西諸島では冬鳥。
・『日本の野鳥 写真検索 増補改訂新版』叶内拓哉/写真・解説 安部直哉/分布図・解説協力 上田秀雄/解説(鳴声) 山と溪谷社 2011年
p179 観察時期の表はすべての月に色がついている(何月でも見られる鳥ということ)
亜種について:ダイサギには4亜種ある。日本には、国内で繁殖する亜種チュウダイサギと、冬鳥として渡来する亜種オオダイサギの2亜種が分布している。(略)日本鳥学会(2000年)によれば、これまでの亜種オオダイサギの亜種和名はダイサギとなる。
・『川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から』鹿児島の自然を記録する会/編 南方新社 2002年
p229「ダイサギ」
「分布」の項目に以下の記述あり。
“本州から九州で繁殖し、冬季は南方へ移動するものが多い。また、一部は冬鳥として大陸から渡来する。県本土では留鳥として一年中、中・下流域の水田地帯に生息しているが、離島では旅鳥、冬鳥。”
- 事前調査事項
- NDC
-
- 鳥類 (488 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- ダイサギ
- オオダイサギ
- 渡り鳥
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338251