レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年02月17日
- 登録日時
- 2023/03/16 10:16
- 更新日時
- 2023/07/20 13:55
- 管理番号
- 埼久-2022-098
- 質問
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解決
岡崎女郎衆に関する資料を知りたい。
- 回答
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学生からの質問のため、調べ方を中心に以下の関連資料と情報を紹介した。
1 自館目録を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
『筝曲要集 上巻 古典編』(初代山川園松著 山川義治[ほか]編 勉誠出版 2012)
p12-13に付記として「岡崎女郎衆」について、その語彙や曲についての考察の記述あり。
2 参考図書を調べる。
『日本国語大辞典 第2巻(いろさ-おもは) 第2版』(日本国語大辞典第二版編集委員会[ほか]編 小学館 2001)
p1013「岡崎女郎衆」の項、2つ目の意味として「近世初期、一節切(ひとよぎり)、または三味線に合わせて歌われ、流行した小歌。(中略)岡崎節。岡崎。」とあり。
『邦楽曲名事典』(平凡社 1994)
p34「岡崎」の項に「箏曲。入門曲。すでに「糸竹初心集」(一六六四、寛文四)にその箏譜が収録される。」等の記述あり。
『邦楽百科辞典 雅楽から民謡まで』(浅香淳編 音楽之友社 1984)
p147「おかざきおどり 岡崎踊」の項に、岡崎女郎衆の前身である岡崎踊について記述あり。
『日本民謡大事典』(浅野建二編 雄山閣出版 1983)
p100「岡崎」に「「をか崎女郎衆といふ小唄」に関する記述あり。同曲の歴史や同曲について言及している古典資料の引用が何件か紹介されている。
3 オンラインデータベースで関連資料を探す。
(1)《国立国会図書館オンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
(2)《国立国会図書館デジタルコレクション》を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
『岡崎市史 第8巻』(岡崎市 1930)(https://dl.ndl.go.jp/pid/1240764 国立国会図書館)52コマ-58コマ 国立国会図書館/インターネット公開
p77-88「小唄岡崎女郎衆」の項に記述あり。
(3)《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
「童謡の「蝶々」が元は岡崎女郎衆の唄だったという説をウエダノブミチという人が言っているそうだが本当なのか。(岡崎というのが愛知の岡崎なのかは分からない。)」(岡崎市立中央図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000036732)
(4)《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
(5)《CiNii Research》(https://cir.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
(6)《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
『日本歌謡史 新訂増補』(高野辰之著 五月書房 1978)
p695-696「岡崎踊の歌」「小唄吹よせ落葉集といふ書に、「天正二年岡崎三郎信康公花美を好ませ給ふ其の頃の歌、岡崎女郎衆はよい女郎衆」と出てゐて、古い歌である。(中略)大幣に「都岡崎、在郷岡崎、二上り岡崎の類あり」と挙げてあるから、少くとも曲節と調子には数種あったことがわかる。」とあり。
『日本民謡辞典』(仲井幸二郎〔ほか〕編 東京堂出版 1972)
p78「岡崎五万石」「(前略)寛永(一六二四~四三)の頃「岡崎女郎衆、岡崎女郎衆、岡崎女郎衆はよい女郎衆、よい女郎衆」という唄がはやったように、岡崎の遊里は名高かった。」とあり、岡崎五万石の歌詞にも岡崎女郎衆を歌った詞があることを紹介している。
4 岡崎市立図書館、愛知県図書館の資料を調べる。
(1)《詳細資料検索:岡崎市立中央図書館》(https://websv.library.okazaki.aichi.jp/winj/sp/search-detail.do?lang=ja 岡崎市立中央図書館)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
(2)《詳細蔵書検索:愛知県図書館》(https://websv.aichi-pref-library.jp/winj/opac/search-detail.do?lang=ja 愛知県図書館)を〈岡崎女郎衆〉で検索する。
- 回答プロセス
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ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2023年2月17日。
- 事前調査事項
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『獅子と岡崎女郎衆』(田口 城一著 東海タイムズ社 1976)
永見貞三著「民謡"五万石"及び"岡崎女郎衆"について」(『愛知学芸大学研究報告 人文科学 14』愛知学芸大学 1965.3)
永見貞三著「民謡"五万石"及び"岡崎女郎衆"について-続-」(『愛知学芸大学研究報告 人文科学 17』p125-132 愛知学芸大学 1968.3)
《駒澤大学 学術機関リポジトリ》(http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/?lang=0 駒沢大学)
入江宣子著「三匹獅子舞をめぐる「岡崎」の諸相」『駒沢史学 第89巻』p363-379 駒沢史学会 2017.12 http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/37732/)
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
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- 『日本国語大辞典 第2巻(いろさ-おもは) 第2版』(日本国語大辞典第二版編集委員会[ほか]編 小学館 2001)
- 『邦楽曲名事典』(平凡社 1994)
- 『日本民謡大事典』(浅野建二編 雄山閣出版 1983)
- 『日本民謡辞典』(仲井幸二郎〔ほか〕編 東京堂出版 1972)
- 『筝曲要集 上巻 古典編』(初代山川園松著 山川義治[ほか]編 勉誠出版 2012)
- 『日本歌謡史 新訂増補』(高野辰之著 五月書房 1978)
- 『岡崎市史 第8巻』(岡崎市 1930)
- 『邦楽百科辞典 雅楽から民謡まで』(浅香淳編 音楽之友社 1984)
- キーワード
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- 民謡-日本
- 音楽-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 音楽
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330396