レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2023/03/28 18:53
- 更新日時
- 2023/04/19 11:57
- 管理番号
- 北九2023八幡04一般
- 質問
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解決
旗生川(はたぶがわ)がどこにあるのか知りたい。現在の地図を見ても見当たらないので、どこにあったのか知りたい。
- 回答
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旗生川は皿倉山から洞海湾へ延びる谷を流れていた河川で、現在の皿倉小学校の横を通り、尾倉橋梁の下を流れていた。
現在は、道路下に下水道として埋まっている。
- 回答プロセス
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1.地名であるので、以下の図書を確認するが、「旗生川」の記載はなし
『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』
『八幡市内の地名と伝説』
『八幡市史』
『八幡市史 続編』
『北九州市史 総目次・総索引』
八幡製鐵所関連の本を読んでいて出てきた河川とのことで、八幡製鐵所についての本も捜索。
『官営製鐵所物語 上巻』p88~p89に漢字は異なるが「籏生川」があり。しかし、場所についての記載はなし。
2.インターネットで「旗生川」を検索
尾倉市民センターのホームページで「九州鉄道尾倉橋梁」の説明に、旗生川についての記載あり。
「現在は道路下に下水道として埋まっている」とあり。
3.「九州鉄道尾倉橋梁」についての記述を捜索
『九州鉄道茶屋町橋梁 そのデザインの系譜を巡って』のp9「尾倉の橋梁」の説明文に「かつては小河川と道路があったようである。平原小学校付近から、谷間の水を集めて排出するルートにあたる」という記述はあるが、河川名の記載はなし。
『官営八幡製鐵所の開業に活躍した九州鉄道大蔵線~赤煉瓦橋梁からみた草創期の鉄道~』のp28~p29に「旗生川」について流路の一部が写真や地図とともに説明があり。
『平原小学校校歌と白秋』の折込地図「昭和5年平原小学校周辺図」(校歌制定時)にも小学校横を流れる川の下流に「旗生川」の表記があり。
以上2冊と、現在の位置と比較するため、『北九州下関便利情報地図 3版』を併せて提供。
- 事前調査事項
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「旗生川(はたぶがわ)」は八幡東区にあった河川とのこと。
八幡製鐵所関係の本を読んでいた時に、出てきた河川名。
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (29)
- 参考資料
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- 『官営八幡製鐵所の開業に活躍した九州鉄道大蔵線』前薗 廣幸/執筆・編集 北九州産業技術保存継承センター 2014.3 p28-p29 (当館請求記号 K516/マ/, 当館資料番号 0312599699)
- 『平原小学校校歌と白秋』 平原小学校父母教師会/編 [平原小学校] 1986.1 p34折込地図 (当館請求記号 K374.116/ヒ/, 当館資料番号 0311044465)
- 『北九州下関便利情報地図』(街の達人) 3版 昭文社 2016. p.32 , ISBN 978-4-398-60171-1 (当館請求記号 291.9/キ/20, 当館資料番号 0313012361)
- 『日本歴史地名大系 41 福岡県の地名』 平凡社 2004.10 , ISBN 4-582-49041-7 (当館請求記号 K293/ニ/41, 当館資料番号 0312023336)
- 『八幡市史 複刻版』 八幡市役所/編 名著出版 1974.5 (当館請求記号 K211.6/ヤ/正編, 当館資料番号 0311035596)
- 『八幡市史 続編』 八幡市史編纂委員会/編纂 八幡市役所 1959 (当館請求記号 K211.6/ヤ/続編, 当館資料番号 0311155964)
- 『八幡市内の地名と伝説』 郷土史研究会/編 郷土史研究会 1960.12 (当館請求記号 K294.116/キ/, 当館資料番号 0312318124)
- 『北九州市史 総目次・総索引』 北九州市立文書館/編集 北九州市,1993. (当館請求記号 K211/キ/, 当館資料番号 0310145909)
- 『官営製鐵所物語 上巻』 一柳 正樹/著 鉄鋼新聞社 1958.5. p88-p89 (当館請求記号 K564.1/イ/1/セイテツ, 当館資料番号 0311019418)
- 『九州鉄道茶屋町橋梁 そのデザインの系譜を巡って』 出口 隆/著 1989.1 p9 (当館請求記号 K515/デ/, 当館資料番号 0310000393)
- キーワード
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- 八幡市 (福岡県)
- 河川
- 照会先
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- http://www.ktqc01.net/higa/ogcc/chiiki.html
- 北九州市立尾倉市民センター 周辺の名跡・旧跡 九州鉄道尾倉橋梁
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000331158