レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年7月20日
- 登録日時
- 2022/02/14 13:19
- 更新日時
- 2022/09/28 09:07
- 管理番号
- 中央-1-0021535
- 質問
-
解決
中華書局標点本のデータベースを探している。国会図書館のレファレンス協同データベース事業で公開されている回答(事前調査事項に記載)を確認したが、リンク先のページに飛んで検索をかけてみると、底本に違う書名が書かれているように思える。これは中華書局標点本がさらに底本にしている書名がリンク先には書かれているだけで、このリンク先で出てくる史料はすべて中国書局標点本を底本にしているという理解でよいのか?
- 回答
-
※インターネット情報の最終アクセス確認日:2022年9月13日
はじめに、「漢籍電子文獻資料庫」のサイトを確認した。
中国正史のうち、試しに「後漢書」を入れて検索すると、「底本:宋紹興本」と表示され、利用者指摘のとおり「中華書局標点本」という表記は見当たらない。
次に、「中国正史のデータベースを探している」の回答に掲載されている参考資料を確認。
参考資料の最初に、下記のサイトが紹介されてる。
漢籍電子文献の使い方
http://www.shuiren.org/chuden/toyoshi/sinica/
上記サイト「睡人亭」のトップページに一度戻り(ページ左上の「睡人亭」をクリックする)、「コンテンツ一覧」>「東洋史関連」>「三国志のページ」を開く。
この中から「『後漢書』(中華書局版)」をクリックすると、以下のページが出てくる。
http://www.shuiren.org/sangoku/gokanjo.htm
ページ中ほど「2.注釈書」の2つめの「・」に、「中華書局本『後漢書』も、李賢注本の南宋紹興本をベースに汲古閣・殿版を参考に校勘・標点を行っています。」と書かれている。
このことから、「漢籍電子文獻資料庫」の検索結果に出てくる底本(例:宋紹興本)は、利用者指摘のとおり、中華書局標点本がさらに底本としている本の書名であると考えられる。
「中国正史のデータベースを探している」の回答にも記されているとおり、「漢籍電子文獻資料庫」の「二十五史」については中華書局標点本が底本となっているようだが、それ以外に収録されているもの(「十三経」や小説、戯曲など)については、底本は定かではない。このサイトで出てくる史料すべてが中華書局標点本を底本にしているか、という点については、調べがつかなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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参考にしたレファレンス協同データベース事業の回答
「中国正史のデータベースを探している。」(近畿大学中央図書館)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000051693
ここで紹介されている下記ページを利用者は参照した。
漢籍電子文獻資料庫[漢籍電子文献資料庫](漢籍全文資料庫)(新漢籍全文)
http://hanchi.ihp.sinica.edu.tw/
- NDC
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- 中国文学 (920 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 中華書局標点本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000312133