レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/12/20
- 登録日時
- 2024/01/20 00:30
- 更新日時
- 2024/01/20 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-230200
- 質問
-
解決
ラジオを聞いていたら「北五津軽」、「本荘由利」、「両磐」、「北秋鹿角」、「仙北平鹿」など見慣れない地名地域が出てきたのですが、これって何ですか。
- 回答
-
1 当館所蔵資料について ※【 】内は当館請求記号です。
御質問にあった地名(地域)は気象庁が使用する地域区分であり、「気象庁予報警報規程」に当該地域についての記載があります。
資料1 『官報』号外第272号, 財務省印刷局, 平成13年12月19日【G/カ】
資料2 『官報』号外第281号, 財務省印刷局, 平成14年12月27日【G/カ】
・「本荘由利」、「北秋鹿角」、「仙北平鹿」
資料1, p.8「告示」-「気象庁告示第十一号」-「別表第四秋田県」の項
・「北五津軽」
資料2, p.82「告示」-「気象庁告示第十七号」-「別表第四青森県」の項
・「両磐」
資料2, p.83「告示」-「気象庁告示第十七号」-「別表第四岩手県」の項
また、「気象庁予報警報規程」による区域は平成22年5月27日に改正されております。改正後の同エリアの細分区域については、以下をご参照ください。
資料3 『官報』号外第111号, 国立印刷局, 平成22年5月27日【G/カ】
pp.7-8「告示」-「気象庁告示第七号」-「別表第四(第四条、第五条、第十条、第十二条関係)」の項
2 気象庁のホームページについて
気象庁ホームページに「気象警報・注意報や天気予報の発表区域」についてのページがあり、細分区域の図が掲載されています。
それぞれ「北五津軽」は青森県、「両磐」は岩手県、「本荘由利」、「北秋鹿角」、「仙北平鹿」は秋田県のリンクから該当地域を確認できます。
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/ 最終アクセス日:2023/12/20)
- 回答プロセス
-
1 当館所蔵資料で地理関係の資料を確認したが、該当の地名は載っていなかった。
2 質問者がラジオで地名を知ったということから、天気予報や警報の区分ではないかと予測した。
3 D1-low.com(https://d1l-dh.d1-law.com/ 最終アクセス日:2023/12/20)で「気象庁予報警報規程」を検索したところ、「北五津軽」、「本荘由利」、「北秋鹿角」、「仙北平鹿」、「両磐」は現行の細分区域に載っていなかった。
4 気象庁のHP(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/ 最終アクセス日:2023/12/20)では、各都道府県をいくつかに分けた天気予報の発表区域の「一次細分区域」のほか、市町村ごと(一部は市町村を分割)の気象警報・注意報の発表に用いる「二次細分区域」、災害特性や都道府県の防災関係機関の管轄などを考慮して二次細分区域をまとめた「市町村をまとめた地域」を掲載していた。
青森県、秋田県、岩手県の発表区域の図を確認したところ、「北五津軽」、「本荘由利」、「北秋鹿角」、「仙北平鹿」、「両磐」がそれぞれ確認できた。
5 過去の官報から、気象庁予報警報規程(平成22年5月27日)の改正前のものを探した。改正前の規程から当該地域の名称が確認できた。
6 気象庁は一次細分区域のほか二次細分区域を使用しており、気象庁予報警報規程(平成22年5月27日)の改正前の細分区域も使用していることが分かった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 青森県
- 岩手県
- 秋田県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000344968