レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年11月09日
- 登録日時
- 2023/11/09 14:49
- 更新日時
- 2023/11/13 15:28
- 管理番号
- 2023C003
- 質問
-
解決
熊本大学永青文庫研究センターが「江戸時代初期に熊本藩が薩摩藩に派遣した密偵の報告書が見つかった」と発表した記事が2023年5月の南日本新聞に掲載されました。新聞記事には、密偵の報告書の画像の一部が掲載されていました。報告書全体を解読したいので、全文のコピーを提供してもらえませんか。
- 回答
-
お尋ねの文書は、熊本大学附属図書館が所蔵している貴重資料「松井家文書」資料です。
【資料名】
「慶安4年2月27日 村田門左衛門申上覚」(むらたもんざえもん)
(目録番号 松井家文書(一紙文書)5265)
貴重資料は、コピー等の複写物の提供をいたしておりません。
この文書に関しては、熊本大学のプレスリリースに詳しい情報と全体の写真が掲載されています。
【熊本大学公式ウェブサイト お知らせ】(公開日:2023年5月18日)
「1651年に熊本藩から薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条を発見、初期薩摩藩政の実像が明らかに」
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/zinbun/20230518
(2023年6月1日確認)
上記サイトの中程あたりにある下記のPDF資料に文書全体の画像と
現代語訳が掲載されています。
【詳細】プレスリリース(PDF791KB)
https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2023-file/release230518.pdf
(2023年6月1日確認)
- 回答プロセス
-
1.
熊本大学永青文庫研究センターによる熊本藩第一家老松井家の文書群の詳細調査で、1651年に薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条(慶安4年2月27日 村田門左衛門申上覚)の原本が発見され、熊本大学にて令和5年5月18日(木)に記者発表が行われた。
当該記事については、その際の記事であることを確認。
2.
熊本大学のサイト内検索で「村田門左衛門申上覚」をキーワード検索。
「1651年に熊本藩から薩摩に派遣された密偵の報告書18ヵ条を発見、初期薩摩藩政の実像が明らかに」
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/zinbun/20230518
がヒットし、プレスリリースの掲載を確認。
文書全体の画像と現代語訳が掲載されていることを確認。
【資料名】
「慶安4年2月27日 村田門左衛門申上覚」(むらたもんざえもん)
(目録番号 松井家文書(一紙文書)5265)
【備考】
上記の記者発表後に、上記の派遣された密偵の正体が判明し、改めて
2023年10月18日に記者発表が行われた。プレスリリースなどは下記のサイトに掲載あり。
「1651 年に熊本藩から薩摩に派遣された 密偵の正体が判明―芦北の地侍だった!―」
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/zinbun/20231018-1
(2023/11/09確認)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 10版)
- 九州地方 (219 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 熊本藩
- 薩摩藩
- 細川 (家) (熊本藩)
- 日本--歴史--中世--史料
- スパイ
- 隠密
- 諜報活動
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000340847