レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月08日
- 登録日時
- 2010/06/08 17:13
- 更新日時
- 2010/06/08 17:13
- 管理番号
- POLA-2010-002
- 質問
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解決
唇や目をふちどる化粧で使う、リップライナー、アイライナー(とくにリキッド・アイライナー)のはじめを知りたい
- 回答
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○ 唇を縁どる化粧法の起源は不明。口紅を塗る際に、はみ出しを防ぐために輪郭をとってから、中を塗りつぶすつけ方は、古くから行われてきた。リップライナーはペンシルが1920~30年代に欧米から普及しはじめた。
○ アイライナーの普及は欧米では1920~30年代。日本へは1920年代に紹介され始めるが、1960年代にツィギー来日などの影響を受けてアイメークが盛んになったころに一般化した。
○リキッドアイライナーのはじめ
『日本の化粧品総覧』1970年版(1969年刊)では、国内メーカーでは資生堂のみ。外国メーカー(エスティ・ローダーなど)のものが「リクィッドアイライナー」などの名称で掲載されている。
『資生堂百年史』では昭和44年の商品紹介ページに図版あり。現在のような筆ペンタイプではなく、ネイルエナメル(マニキュア)のように瓶の栓が筆になっている。
1959年刊行の美容本『美容に関する108章』(マヤ片岡、青鳥社)のメークに「最小限度必要なもの」にはアイライナーの記述なし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 理容.美容 (595 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 『Cosmetics in Japan ; 1970年版』週刊粧業 , 1969(昭和44)年
- 資生堂[編]『資生堂百年史』資生堂 , 1972(昭和47)年
- マヤ・片岡著『美容に関する108章』青鳥社 , 1959(昭和34)年
- キーワード
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- ポイントメーク
- リップライナー
- リップペンシル
- アイライナー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000067606