レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月02日
- 登録日時
- 2023/06/28 17:50
- 更新日時
- 2023/07/13 14:01
- 管理番号
- 中央-1-0021635
- 質問
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解決
鯨骨生物群集について知りたい。専門知識がなくても理解できる、分かりやすく説明された本を紹介してほしい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
(1)『極限の世界にすむ生き物たち』長沼毅/監修 誠文堂新光社 2015年
p66-67「鯨骨生物群集」
見開き1ページだけだが、カラー写真付きで記述あり。児童書なので説明も分かりやすい。
(2)『深海のふしぎ』ワン・ステップ/編 海洋研究開発機構/協力 PHP研究所 2016年
p32-33「化学合成生態系」の中に、「鯨骨生物群集」という項目あり。カラー写真付きで解説がある。児童書なので説明も分かりやすい。
(3)『深海 鯨が誘うもうひとつの世界』藤原義弘/監修・写真・文 中野ひろみ/構成・文 山と溪谷社 2014年
p10-97「鯨骨生物群集」
鹿児島県野間岬沖で行われた調査を元に、主に鯨骨生物群集に集まる生物について、たくさんの写真を使って解説がされている。87ページにわたり記述があり、一般書の中では読みやすい部類に入ると思われる。
(4)『深海の不思議』瀧澤美奈子/著 日本実業出版社 2008年
p128-129「「腐ったクジラの骨を栄養にしている生物」として「鯨骨生物群集」の説明あり。見開き左に解説、右に図で、わかりやすくまとめられている。
(5)『なぞとき深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること』蒲生俊敬/著 窪川かおる/著 講談社 2021年
p197-200「30年以上も食い尽くせない餌――クジラの死骸」の項で説明あり。クジラの死骸に集まる生物群集には、利用段階ごとに4種類のグループがあり、鯨骨生物群集は第3段階の「化学合成期」にあたるとのこと。やや説明が専門的。
(6)『深海生物図鑑』北村雄一/著 同文書院 1998年
p216-217「鯨の死骸に群がる動物たち」で「鯨骨生物群集」の説明あり。
(7)『深海生物大事典』佐藤孝子/著 成美堂出版 2015年
p233-243「鯨骨生物群集」に属する生物(ゲイコツナメクジウオ、ヌタウナギ、ヒラノマクラ、オオナミカザリダマ、ホネクイハナムシ)をCGイラスト入りで紹介・解説している。
- 回答プロセス
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●481.74や452あたりの書架を見る
○『極限の世界にすむ生き物たち』長沼毅/監修 誠文堂新光社 2015年
○『深海のふしぎ』ワン・ステップ/編 海洋研究開発機構/協力 PHP研究所 2016年
○『深海 鯨が誘うもうひとつの世界』藤原義弘/監修・写真・文 中野ひろみ/構成・文 山と溪谷社 2014年
○『深海の不思議』瀧澤美奈子/著 日本実業出版社 2008年
○『なぞとき深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること』蒲生俊敬/著 窪川かおる/著 講談社 2021年
△『深海底の科学 日本列島を潜ってみれば』藤岡換太郎/著 日本放送出版協会 1997年
p94-95「鯨骨生物群集の発見」
1992年の鳥島海山調査で鯨骨生物群集を見つけたという記述あり。鯨骨生物群集の解説ではない。
×『海の科学』中原紘之/監修 村田武一郎/監修 近藤健雄/監修 大阪湾研究センター海域環境研究委員会/編 日刊工業新聞社 2008年
×『海のすべて 海誕生の謎,海流と気象,海洋資源,そして深海の世界まで』ニュートンプレス 2017年
×『深海をゆく 生物、資源、開発…“未知の領域”を知り尽くす!!』イカロス出版 2014年
○『深海生物図鑑』北村雄一/著 同文書院 1998年
○『深海生物大事典』佐藤孝子/著 成美堂出版 2015年
- 事前調査事項
- NDC
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- 一般動物学 (481 10版)
- 海洋学 (452 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 鯨骨生物群集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000335035