レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年09月17日
- 登録日時
- 2023/08/20 17:40
- 更新日時
- 2023/08/20 17:40
- 管理番号
- 9000040488
- 質問
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解決
甲州市の勝沼地区にはたくさんの道祖神があり、特に丸い石を祀る風習があって独特の景観を作っている。勝沼地区の丸石道祖神について書かれている資料を紹介してほしい。
- 回答
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参考資料をご確認ください。ただし、勝沼地区の丸石道祖神について詳述された資料については確認できなかった。
- 回答プロセス
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1.自館業務システムで「勝沼×道祖神」「勝沼×石造物」などを検索するが該当資料なし。
2.郷土資料K38の書架から道祖神の関連図書をブラウジング
・『山梨県の道祖神』(中沢 厚/著 有峰書店 1973年)〈資料番号0101931251〉pp.109-135「丸石の道祖神」※勝沼地区の道祖神については記述なし
・『丸石神:庶民の中に生きる神のかたち』(中沢厚/編著 木耳社 1980年)〈資料番号0101934255〉巻頭カラー写真「(29)勝沼町山」、pp.86-87「丸石道祖神の分布(東山梨・東八代の一部)」
・『石にやどるもの:甲斐の石神と石仏』(中沢 厚/著 平凡社 1988年)〈資料番号0101219129〉pp.60-110「丸石神の謎」※勝沼地区の道祖神については記述なし
・『甲斐の道祖神考』(山寺 勉/著・発行 1998年)〈資料番号0103608642〉pp.91-105「丸石型道祖神」※勝沼地区の道祖神については記述なし
3.甲州市旧勝沼町に関する資料を確認
・『勝沼町誌』(勝沼町誌刊行委員会/編 勝沼町 1962年)〈資料番号0101922565〉※丸石道祖神に関する記述なし
・『勝沼のブドウ畑及びワイナリー群の文化的景観:調査報告書』(山梨大学大学院総合研究部生命環境学域菊地研究室/編集 甲州市 2019年)〈資料番号0106946841〉p.79「信仰関連石造物と講」に「道祖神のほとんどは球体の石をひとつ、あるいは複数積み重ねた丸石道祖神であり、山梨県東部において多数みられる形態のものとなっている」とある。p.191図14「景観構成要素の位置(信仰関連要素)」に道祖神の位置あり。
・『山梨県歴史の道調査報告書 第4集 甲州街道』(山梨県教育委員会/編・発行 1985年)〈資料番号0101941441〉p.109「等々力の道祖神 丸石十数個を祀る。台石に「道祖神 宝暦六丙□歳十月吉日」とある。並んで文政六年造立の「大権現 秋葉山 常夜灯」がある。」
- 事前調査事項
- NDC
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- 民間信仰.迷信[俗信] (387 10版)
- 参考資料
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中沢 厚/著 , 中沢‖厚. 山梨県の道祖神. 有峰書店.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005543301-00 (pp.109-135) -
中沢 厚/編著 , 中沢‖厚. 丸石神 : 庶民の中に生きる神のかたち. 木耳社, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005732044-00 (巻頭カラー写真「(29)勝沼町山」、pp.86-87) -
中沢厚 著 , 中沢, 厚, 1914-1982. 石にやどるもの : 甲斐の石神と石仏. 平凡社, 1988.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001961042-00 , ISBN 4582493025 (pp.60-110) -
山寺 勉/著 , 山寺‖勉. 甲斐の道祖神考. [山寺勉], 1998.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005558153-00 (pp.91-105) -
甲州市教育委員会文化財課 編. 勝沼のブドウ畑及びワイナリー群の文化的景観調査報告書 : 概要版. 甲州市, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030531242-00 (p.79,p.191図14) -
山梨県教育委員会/編 , 山梨県教育委員会. 山梨県歴史の道調査報告書 第4集. 山梨県教育委員会, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005732350-00 (p.109)
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中沢 厚/著 , 中沢‖厚. 山梨県の道祖神. 有峰書店.
- キーワード
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- 道祖神
- 丸石道祖神
- 丸石
- 石神
- 石造物
- 民間信仰
- 山梨県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『甲斐の道祖神考』(山寺 勉/著・発行 1998年)pp.91-92の記述によると、丸石型の道祖神は県内では最も多く779基、他県にはほとんど見られず、おおまかに見て甲府盆地とその周辺、特に笛吹川の支流と、その支流に注ぐ渓流沿いに密度が高く、峡北、峡南、郡内(東部富士五湖)地方には散見されるのみ。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000337448