レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2023/02/01 10:54
- 更新日時
- 2023/02/07 15:55
- 管理番号
- 地-220006
- 質問
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解決
神奈川県丹沢地域の登山道、大倉尾根の愛称「バカ尾根」について記載されている資料や
その愛称の出典がわかる資料を知りたい。
- 回答
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愛称がいつごろから呼ばれるようになったのか、どのように定着していったのかについて、記載されている資料は見つけることができなかったが、下記に紹介する今から50年以上前に刊行された資料に記載があることから、「馬鹿尾根」は古くから定着している愛称であったことが伺える。
・『実用登山用語データブック』 山と渓谷社 2011
p.181に「ばかおね【馬鹿尾根】 単調でおもしろ味がなく、長々としてただ疲れるだけの尾根道。そこを行くことがバカバカしいから。山の俗語。」とある。
・『世界山岳百科事典』 山と溪谷社 1971
p.550に「馬鹿尾根 ばかおね(古語) 長いばかりで、起伏、傾斜の少ない単調な尾根をいう。たとえば、南アルプス仙丈岳の仙塩尾根、丹沢山塊塔ノ岳岳の大倉尾根などを、馬鹿々々しく長いから馬鹿尾根とよんでいる。」とある。
・『丹沢の山と谷』 東京雲稜会編 山と溪谷社 1969
「尾根歩き編 塔ノ岳」の中に「大倉尾根から塔ノ岳<一般向>」が立項されている(p.41~42)。p.41に「大倉部落から登り一方で約三時間、長い単調な尾根なので馬鹿尾根の名がつけられている。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 戸外レクリエーション (786 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 丹沢
- バカ尾根
- 馬鹿尾根
- 大倉尾根
- 山岳用語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000328298