レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年09月01日
- 登録日時
- 2007/10/10 10:08
- 更新日時
- 2022/01/20 16:27
- 管理番号
- 福若-2007-0901
- 質問
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解決
里村紹巴(じょうは)著「天橋立紀行」の活字版を見たい。また、注釈・解説があればなおよい。
- 回答
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活字版は『大日本史料』第10編の2 所収されている。
解説としてまとまっているのは奥田勲著「『紹巴天橋立紀行』について」(「国文学攷」53号1970 所収)。
- 回答プロセス
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1.『国書総目録』をひくと、写本の所在情報のみであった。
2.「日本古典籍総合目録」(http://dbrec.nijl.ac.jp/KTG_W_85701)で検索すると、
活字版として「『大日本史料』第10編の2」があることが判明。
「成立年 永禄12年 奥書」とあるので調べたところ、p702~712に「紹巴天橋立紀行 瀧澤雪子氏所蔵」として全文が記載されている。
3.「天橋立紀行」「橋立紀行」で国会図書館雑誌記事索引で検索すると、質問者が持っていたもの以外では以下2点が関連すると思われた。
(1)『天橋立紀行』京都府立丹後郷土資料館 2005
→丹後郷土資料館に内容を問合せる。特別展名を冠した図録で「天橋立紀行」に関する記述はない、とのこと。
(2)「『天橋立紀行』解説と翻刻」藤川玲満 (「人間文化論叢」6号 2003 所収)
→県内で所蔵している福井大学附属図書館に内容を問合せる。江戸期の同名書籍(秋里り島著)に関する論文、とのこと。
- 事前調査事項
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質問者は、写本のコピーを2種類および奥田勲著「『紹巴天橋立紀行』について」(「国文学攷」53号1970 所収)をすでに持っていた。
- NDC
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- 選定図書目録.参考図書目録 (028 8版)
- 日記.書簡.紀行 (915 8版)
- 参考資料
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- 国書総目録 補訂版 岩波書店
- キーワード
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- 「天橋立紀行」
- 里村紹巴
- 照会先
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- 京都府立丹後郷土資料館
- 福井大学附属図書館
- 寄与者
- 備考
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里村紹巴は室町時代後期の連歌師。
「天橋立紀行」は京都から福井県の熊川、小浜、高浜、そして天橋立へと旅した紀行作品。
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000038031