レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年09月21日
- 登録日時
- 2023/05/02 16:21
- 更新日時
- 2023/12/07 14:00
- 管理番号
- 島根参2023-004
- 質問
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解決
ヤマボウシに赤い実がなった。食べられると聞いたが、調理法を知りたい。
- 回答
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当館所蔵資料より、以下の資料を紹介。
【資料1】『くだものノート』(文化学園文化出版局 2016)
p.23に、“中の果肉はあまく、食べられる。ジャムにするが、タネと外皮は布でこしたほうがいい。”とある。
【資料2】『果実酒・薬酒』(家の光協会 1991)
p.140「ヤマボウシ」に、作り方“果実の用量は容器の10分の5、砂糖は大さじ3杯とし、甘味不足のときはあとから追加調整する。ほぼ1か月で用いられるが、熟成には3か月以上かかり、中身は5か月で引き上げる。”とある。
【資料3】『食品加工総覧 第11巻』に特徴的な加工方法として、果実酒の作り方が紹介されている。
“秋に紅熟した果実と少し黄色づいた未熟果を半々ぐらいに採取して使う。果実は柄を取り除きさっと水洗いする。そのあと水分を切って容器に入れ、ホワイトリカーに漬けて甘味料を加えよく密封する。3か月で果実を引き上げ布でこし、細口びんに移しかえ飲用する。長く保存すればするほど味がまろやかになり、香りも出て美しい色の酒になる。
果実酒の配合例としては、ホワイトリカー1.8L(35度)、熟果300g、未熟果300g、グラニュー糖200gである。”
- 回答プロセス
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①当館の蔵書を検索:検索キーワード(フルテキスト)「ヤマボウシ」→【資料1】
②レファレンス協同データベースの事例を検索:「ヤマボウシ」→該当事例を確認。
仙台市民図書館の事例( https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000133524)より、「果実酒」で再度検索。→【資料2】
③ルーラル電子図書館で「ヤマボウシ」を検索。→【資料3】
- 事前調査事項
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サルも食べるほど美味しいという話を耳にした。
- NDC
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- 果樹園芸 (625 10版)
- 食品工業 (588 10版)
- 参考資料
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【資料1】いわさゆうこ 作 , 岩佐, 祐子. くだものノート : 知ってたのしい食べてジューシー. 文化学園文化出版局, 2016.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027142132-00 , ISBN 9784579404636 (当館請求記号:子ども625/イ16) -
【資料2】清水大典, 安藤博 著 , 清水, 大典, 1915-1998 , 安藤, 博, 1941-. 果実酒・薬酒 : 作り方楽しみ方 カラー版. 家の光協会, 1991.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002132434-00 , ISBN 4259536869 (当館請求記号:588.5/シ91 ※書庫資料)
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【資料1】いわさゆうこ 作 , 岩佐, 祐子. くだものノート : 知ってたのしい食べてジューシー. 文化学園文化出版局, 2016.
- キーワード
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- 果実
- 街路樹
- 公園樹
- 庭木
- 果実酒
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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当館所蔵資料のうち、以下の資料は「ヤマボウシの調理」について確認ができなかった。
・『木のなまえノート』(文化出版局 2010)
・『くらしに役立つ木の実図鑑』(PHP研究所 2014)
・『「この木の名前、なんだっけ?」というときに役立つ本』(主婦の友社 2015)
・『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム 2020)
・『高城順子の果実酒・ジャム・ピクルス ナチュラル派の作りおき』(日本放送出版協会 1997)
次の2冊は、調理法は書かれていなかったが、ヤマボウシはマンゴーのような味がして、生のままでも食べられると書いてあった。
・『身近な木の実・植物の種図鑑&採集ガイド』(実業之日本社 2012)
・『子どもと一緒に覚えたい木の実の名前』(マイルスタッフ 2021)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000332816