レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/01/31
- 登録日時
- 2005/12/13 02:12
- 更新日時
- 2010/11/25 02:01
- 管理番号
- 新県図-00105
- 質問
-
未解決
「青山如故人 江水似美酒 今日重相逢 把酒対良友」について知りたい。
1.この詩は、ある詩の一部分なのか、あるいはこれで完結した一作品なのか。
2.この詩の作者・文点はいつの時代の人か。
- 回答
-
1.『集字墨場必携』10(福本雅一/選択 二玄社)に、上記の詩について題名・作者の記述がありましたが、これが部分なのか、完結した一作品かということについての言及はありませんでした。
清代の詩については、有用な検索ツールを所蔵していないため、出典等の検索手段がありません。そこで、文点は『南雲詩文集』(文集4巻、詩集10巻)を著しており、この資料に上記の詩が載っている可能性があるので『南雲詩文集』の所蔵館を調査したのですが、残念ながら当館所蔵の目録類では、その所在は判明しませんでした。
2.上記の資料に、詩の題名と作者として「渡江 清 文点」、詩の意味として「青い山は知人のよう、江の水は美酒に似る。今日再び逢った、酒をくんで良き友に向かいあう。」という記述がありました。したがって、文点は清の時代の人物となります。
『中国文人書画家名鑑』『中国書道辞典』『中国書論大系』14巻などを確認したところ、清代の山水画の画人として若干の記述がありました。また、『宗元明清書画名賢詳伝』巻8には4ページにわたり記述があります(郷土資料の和書で文章は漢文調)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 中国文学 (920 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 文点の漢詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 簡易な事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 県内図書館
- 登録番号
- 1000025806