(1)件名にある明治17年頃のきのこに関する記述としては『秋田県六種勧業別報(第三十二号~第三十九号)』秋田県第一部農商課/編 秋田県 1889.2(請求記号A602/1/(2) 資料番号112411335)内に秋田県六種勧業別報 第34号 明治22年11月分 山林部 民林収益五ヶ年比較表 あり。ここでは明治17年から21年までの表があり、郡別に舞茸・獅茸・滑茸・剥茸等の数字と仕向け先が掲載(例:由利郡分舞茸 50貫000匁 一貫目ノ代 132仕向先)されているが、郡内矢嶋本庄亀田県全体をまとめての数字は掲載なし。(2)『秋田県農林水産累年統計表』秋田県農政部農政課/編 秋田県農政部農政課 1957.10(請求記号A602/16 資料番号111545117)p116に林野副産物の表があり、明治38年から昭和30年までのまつたけ・しいたけ・なめこの年度別収穫量とおぼしき数字の掲載あり。(3)『秋田県産業調査参考書 下』秋田県/編 秋田県 1923.3(請求記号A602/3 資料番号111544599)p27に第5編第3章林産物利用第3節副産物として種別:対外的産物 椎茸 数量:9,876斤 値額:10,322円000 種別:松茸(生物) 数量:1,150斤 値額:1,175円000があり、p28に椎茸の解説あり(p27中の記述によると大正九年における統計とのこと)。 (4)『秋田営林局統計書 大正13年度』秋田営林局/編 秋田営林局 1927.3(請求記号A650/6/1924 資料番号111568135)p346に大正13年度の椎茸の栽培量の掲載あり。(5)『秋田県林業史 下』秋田県/編 秋田県 1975.3(請求記号650/アア・2 資料番号111745303)p474にきのこの栽培という項目があり、p475にシイタケ栽培関係一覧として昭和21年度からの生産量、p477にナメコ栽培および加工関係の一覧として昭和16年からの生産量の掲載あり。