レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年07月16日
- 登録日時
- 2015/03/26 12:23
- 更新日時
- 2015/04/24 16:10
- 管理番号
- Z14-001
- 質問
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解決
(1)検閲を受けた図書を探したい。できれば、戦時中ではなく最近の図書のリストはあるか。
(2)政府の機密などで、伏せ字があるものや一定期間非公開の文書を探す方法はあるか。
※(1)の質問の回答後に(2)の質問を受付。
- 回答
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(1)例として、公共図書館公開の「検閲・禁書にあった資料リスト(~1999)―埼玉県立図書館」(PDF)を紹介。至った経緯と、さらに詳しい事例の検索方法を案内。
(2)民間商用データベース「Declassified Documents Reference System(DDRS)」を紹介。ただし、本学契約外。
- 回答プロセス
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【調査概要】
Webでの公開を調査。
【回答プロセス】
(1)
① 戦時中ではあるが、検閲を受けた資料のコレクションとして有名なプランゲ文庫を紹介。プランゲ文庫資料の検索方法について質問を受け、案内。
② 国立国会図書館リサーチ・ナビで「検閲」を検索。調べ方案内「発禁本」のページがヒットしたが、紹介されているのは戦前から戦後すぐにかけての資料の探し方。
③ Googleで「検閲 図書」を検索し、「検閲・禁書にあった資料リスト」(PDF)を発見。リストの最後に「社団法人日本図書館協会図書館の自由委員会作成資料に少し表記の変更を加えました。」との記載あり。
④ Googleで「図書館の自由委員会 検閲」を検索すると、事例について詳しく紹介したページがいくつもヒットした。
(2)
① Googleで「機密 公文書」などを検索すると、「機密解除の米公文書」といった文言が散見された。「機密解除」で検索し直すと「アメリカ機密解除文書データベース ―雄松堂書店」(Declassified Documents Reference System)のページを発見したが、本学契約外。
② 国内での機密解除に関しては、本学契約データベース「毎日Newsパック」で、公文書館で公開すべきと議論になっているとの記事を見つけた。国立公文書館デジタルアーカイブで「機密」をキーワードに検索するも、最近の文書は見当たらず。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 国立国会図書館リサーチ・ナビ「発禁本」 (http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-100015.php (最終確認2015.3.26))
- 「検閲・禁書にあった資料リスト(~1999)―埼玉県立図書館」(PDF) (https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/news/exhibit/JLAIFClist.pdf (最終確認2015.3.26))
- プランゲ文庫教育図書目録 (http://www.lib.umd.edu/prange/education/censored.html (最終確認2015.3.26))
- 『毎日新聞』2013.11.27東京朝刊「質問なるほドリ:秘密が解除されたら公文書館で公開される?=回答・水脇友輔」
- キーワード
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- 検閲
- 機密解除
- 公文書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000169906