レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003年7月11日
- 登録日時
- 2004/03/06 19:53
- 更新日時
- 2005/12/13 19:47
- 管理番号
- 人文-00030
- 質問
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解決
下記の「伊都内親王願文」の意味をおしえて下さい。
「前亡久遠、同趣菩提、七世因縁、普躋、解脱」
- 回答
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『日本書学大系 法書篇 第九巻 橘逸勢』(同朋舎出版)のp.39-41にかけて、「伊都内親王願文」全文の読み下しと現代語訳が載せられています。
(読み下し)
「前亡久遠(ぜんぼうくおん)に、同じ(おなじ)く菩提(ぼだい)に趣き(おもむき)、七世(しちせ)の恩縁(おんえん)は、普く(あまねく)解脱(げだつ)に臍らん(のぼらん)。」
(現代語訳)
「亡き父母も永遠にして、菩提のもとへ行き、七世の末にいたるまで、皆、悟りを開くことができるように。」
なお、『「書」と漢字 和様生成の道程』(講談社選書メチエ)にも読み下し文があります(現代語訳はありません)。「恩縁」を「因縁」、「同じく」を「同(とも)に」等『日本書学大系』とは読み方に微妙な違いがあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 書.書道 (728 9版)
- 参考資料
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- ①『日本書学大系 法書篇 第九巻 橘逸勢』 同朋舎出版 1989 84p
- ②『「書」と漢字 和様生成の道程』(講談社選書メチエ76) 魚住和晃/著 講談社 1996 266p
- キーワード
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- 伊都内親王
- 願文
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 府内図書館
- 登録番号
- 1000001807