レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年04月18日
- 登録日時
- 2013/10/19 14:50
- 更新日時
- 2013/10/29 12:32
- 管理番号
- 蒲郡-2009-04181-児
- 質問
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解決
大阪万博の歌について知りたい。
- 回答
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『EXPO70伝説』のp.182~183より、テーマ曲の代表として「世界の国からこんにちは」という歌があることがわかった。利用者には当館の資料検索で見つかった三波春夫のCD『歌芸の軌跡 三波春夫全曲集』を紹介した。
- 回答プロセス
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1. 自館OPACより、「日本万国博覧会」で資料を検索。
a.『日本万国博覧会公式記録第 1巻~第3巻』(日本万国博覧会記念協会、1972)
→該当の記述は見つけられず。
b.『日本万国博覧会 EXPO’70 人類の進歩と調和』(名古屋タイムズ社、1970)
→見出しの一つとして、「世界の国からこんにちは」があったが、それに関する説明は見つけられず。
c.『日本の博覧会;別冊太陽 日本のこころ 133』(橋爪 紳也/監修、平凡社、2005)
p.184に「昭和四十五年の日本万国博覧会のときで、「こんにちは、こんにちは…」で始まるテーマソングは何人もの人気歌手が唄い(略)」という記述があったが、曲名・歌手名などは見つけられず。
d.『EXPO70伝説』→p.182~183に記述あり。
この本によると、「世界の国からこんにちは」はテーマ曲の代表であり、「いまだに万博を振り返る映像のBGMとして、横綱の座を守り続けている」とある。また、「日本万博協会後援による日本万国博テーマソングである。」とあった。
この歌の「島田陽子による「こんにちは、こんにちは」の歌詞は、毎日新聞社が一般公募し、選定されたもの。作曲は中村八大。最も有名なものは、テイチクからリリースされた三波春夫の歌唱によるもの」である。それと「同時に三波のものを含む8枚のシングル盤が、それぞれ異なったレコード会社より発売されている。」。CDは前述したものの他に「坂本九(東芝)、弘田三枝子(コロムビア)、ボニー・ジャックス(キング)、叶修二(ポリドール)、吉永小百合(ビクター)、西郷輝彦/裏面は倍賞美津子(クラウン)、山本リンダ(ミノルフォン)」のものがある。
2. 他の資料にも記述がないかと思い、「歌謡曲」「流行歌」などでも資料を検索。いくつかの資料を調べたが、記述は見つけられなかった。また、百科事典もあたってみたが記述はなかった。
e.『昭和の流行歌物語』(塩沢 実信/著、展望社、2011)
f.『歌謡曲 時代を彩った歌たち』(高 護/著、岩波書店、2011)
g.『心に残るカラオケ名曲1200』(日本文芸社/編、日本文芸社、2008)→歌詞のみあり。
h.『世界大百科事典 23 改訂新版』(平凡社、2007)
3. 自館OPACにて、「世界の国からこんにちは」で資料を検索。三波春夫のi.『スーパーベストアルバム』、j.『歌芸の軌跡 三波春夫全曲集』というCDが見つかった。jの歌詞カードの「15.世界の国からこんにちは」には、「大阪万博テーマソング」という記載があった。
- 事前調査事項
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職員の一人が、三波春夫の「世界の国からこんにちは」ではないかとの情報を持っていた。
- NDC
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- 団体 (606 9版)
- 参考資料
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オルタブックス 編. Expo 70伝説 : 日本万国博覧会アンオフィシャル・ガイドブック. メディアワークス, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002907851-00 , ISBN 4840212929
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オルタブックス 編. Expo 70伝説 : 日本万国博覧会アンオフィシャル・ガイドブック. メディアワークス, 1999.
- キーワード
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- 日本万国博覧会
- 大阪万博
- 三波春夫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査 事実調査
- 内容種別
- 音楽
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000139225