ジャガイモについては、生のまま未加工で日本に輸入することは非常に難しいです。
センチュウという病虫害の問題により、植物検疫のために試験栽培をして、汚染されていないことを証明しなければならないためです。
ただし、ファストフード店のフライドポテトとして使われる冷凍ジャガイモなど加工品であれば輸入が可能です。
ペルーでは最近在来種のジャガイモが見直されており、ペルー料理のみならず一般の料理の材料として紹介されるようになっています。
またリマのスーパーでは、在来種(papa nativa)や黄色いジャガイモ(papa amarilla)を原材料としたジャガイモが発売されるようになっています。
ペプシコ傘下のフリト・レイや、グロリア・グループの製品が発売されています。
以前にNHK BSで放送されたMissionという番組では、ワンカヨにあるFOVIDAというNGOがリマの国際ジャガイモセンタ(CIP)の協力を得て、地元のジャガイモを国内の小売店、加工メーカー、海外の食品商社に売り込む取り組みを紹介していました。
番組のホームページ
http://www.nhk.or.jp/mission-blog/missions/67462.htmlいずれにしても、シエラの生産者や生産者グループが、直接海外市場への販売を目指すのは簡単ではありません。
まずペルー国内で、既存の流通ルートの他にどのような流通ルートや需要があるのかを探すのが、現実的だと思います。