レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/02/15
- 登録日時
- 2006/03/16 02:11
- 更新日時
- 2006/03/16 02:11
- 管理番号
- tr087
- 質問
-
未解決
吉屋信子の父雄一(下都賀郡長)が序を書いた明治40年頃出版の本を探しています。
- 回答
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吉屋雄一氏について調べるが、『栃木県市町村誌』(平井恒重/編 栃木県町村会 1955)の郡長一覧に名前を発見できず。明治44年の統計書にも記載されていない。
依頼者の情報では「『栃木繁昌記』のような感じの本で確か吉屋信子の本ではなかったと思う」とのこと。下都賀郡役所の出版物をあたって欲しいとの要望であった。早速『栃木繁昌記』(柴田博陽/著 宮川庸三郎 1899)を調査するが、記述なし。
『下都賀郡誌』(下都賀郡教育会 1934)
『下都賀郡小誌』(下都賀郡役所 1918)
『下都賀郡制誌』(下都賀郡教育会 1924)吉屋雄一氏顔写真有。
『東毛小誌』(栃木県 1910)を調べるが該当するものがない。
吉屋雄一が郡長として栃木に赴任した時期を知るため『吉屋信子全集』(吉屋信子/著 朝日新聞社 1975)の年譜を調査。「明治34年芳賀郡長、明治35年、父の下都賀郡長転任に伴い栃木町に移った。」とわかる。その後大正元年に上都賀郡長となるまでの期間が下都賀郡長の期間であると推測される。
依頼者の情報では栃木地区のことを書いた本とのことなので、その年代の資料が他にないかを検索。
当館資料のなかに『現代の栃木』(松下吉衛/編著 1911)があり、そのなかの「栃木町商工人名録」に下都賀郡長として吉屋雄一氏の氏名を確認する。ただし、吉屋氏の書いた序文は見つからない。出版が明治44年ということで年代と記述内容は類似していると思われるので、参考として利用者にみていただく。
利用者のかたは吉屋雄一氏が書いたものが見たいとの希望でしたが、当館所蔵資料のなかには残念ながら見つけることはできまんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 吉屋雄一
- 下都賀郡長
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000027784