レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年10月27日
- 登録日時
- 2023/03/07 14:20
- 更新日時
- 2023/03/29 13:37
- 管理番号
- 大分県立調査-2022-004
- 質問
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解決
将棋は「指す」、囲碁は「打つ」と表現の違いがあるが、その理由(起源)を知りたい。
- 回答
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資料【1】に下記のような記述がある。
【1】『漢字ときあかし辞典』円満字 二郎/著 研究社 2012.3
p234「指」
“(前略)“将棋をする”ことを「指す」というのは、具体的な場所へ駒を動かすこと
から。ちなみに、囲碁では駒は動かさないので、「指す」ではなく「打つ」という。”
また、下記資料【2】~【4】にも「指す」「打つ」について記述があり、違いが見られる。
【2】『類語大辞典』柴田 武,山田 進/編 講談社 2002.11
p505 「遊ぶ くつろぐ(遊戯・休息)」
“[打つ]①囲碁やマージャンをする。(中略)②碁石や将棋の駒を盤の上に
置く。(後略)”
“[指す]①将棋をする。(中略)②将棋の駒を動かして進める。(後略)”
【3】『日本国語大辞典 第二版 2巻』小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001.2
p335~338「うつ」
p336 “五.時期を失しないである事を行なう。すばやく動作する。たたくような動
作に関係する場合が多い。1.碁(ご)、すごろくなどの遊戯をする。(後略)”
【4】『日本国語大辞典 第二版 6巻』小学館国語辞典編集部/編集 小学館 2001.6
p67~69「さす」
p68 “三.手などを前の方に伸ばす。(中略)2.碁で、石を置く。また、将棋などで
駒を動かす。(後略)”
- 回答プロセス
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- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 10版)
- 語彙 (814 10版)
- 参考資料
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【1】円満字二郎 著 , 円満字, 二郎, 1967-. 漢字ときあかし辞典. 研究社, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023468032-00 , ISBN 9784767434711 -
【2】柴田武, 山田進 編 , 柴田, 武, 1918-2007 , 山田, 進, 1948-. 類語大辞典. 講談社, 2002.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003612484-00 , ISBN 4061232908 -
【3】日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第2巻 第2版. 小学館, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002966612-00 , ISBN 4095210028 -
【4】日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編 , 小学館. 日本国語大辞典 第6巻 第2版. 小学館, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003013601-00 , ISBN 4095210060
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【1】円満字二郎 著 , 円満字, 二郎, 1967-. 漢字ときあかし辞典. 研究社, 2012.
- キーワード
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- 将棋
- 碁
- 類義語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000329910