レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/07/19
- 登録日時
- 2006/03/16 02:11
- 更新日時
- 2006/03/16 02:11
- 管理番号
- r046
- 質問
-
解決
国民学校時代(昭和16~22年)の国語の教科書(小学2か3年生用)に載っていたと記憶しているが、
「シトシトシトと雨が降る 雨はこぬかか糸のよう」の書き出しで始まる詩の全文を探している。
- 回答
-
国定教科書は
「政府機関あるいは政府の指定する機関が執筆・編集し、政府により全国の学校で一律に使用を強制される教科書」で、「初級学年の読本などの改訂を基準に5期〔あるいは6期〕に分けられ」るとされています。
各期の初巻使用開始年度は次のようになっています。
第1期:1904~ 第2期:1910~ 第3期:1918~
第4期:1933~ 第5期:1941~ 〔第6期:1947~〕
【参考文献:『大百科事典 5』(平凡社 1984) 『新教育学大事典 3』(第一法規出版 1990)】
戦前の教科書の内容を確認できる資料として、次のものがあります。
1.『日本教科書大系 近代編』(海後宗臣 / 編 講談社)
この資料には、国定教科書の複製が所収されています。
第5期を所収した資料1の『第8巻』から、該当する詩は『初等科國語 二』に掲載されていた「春の雨」と考えられます。その始まりの部分を紹介します。
もえて明かるい若草に
しとしと、細い雨が降る。
雨はこぬかか、糸のやう。
この「春の雨」は、『小学國語讀本 巻六』(資料1の第7巻所収)にも使われていました。
作者の名は記載されていませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (810 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 春の雨
- 国定教科書
- 国語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000027797