レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年10月20日
- 登録日時
- 2023/11/04 09:58
- 更新日時
- 2023/11/16 21:54
- 管理番号
- 県立長野-23-117
- 質問
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解決
高橋くら子が、大正13年(1924)4月に北佐久郡小諸町(現小諸市)で行われた水平社創立大会で話した内容が知りたい。
- 回答
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内容について詳しく記載のある資料は見つからなかった。
以下の資料は、当時の大会で高橋くら子が話した演説の簡単な内容を紹介している。
柴田道子「埋もれた婦人運動家(7)高橋くら子」『婦人公論』1972年8月特別号 p.142-151
p.145「この日くら子は二、三十分くらい話した。二歳年上のくら子の従弟である高橋角市氏はくら子の
演説について、語っている。創立大会の内容はやや観念的であったが、回を追うごとに演説がう
まくなった。自分の差別された苦しみや悲しみを、訴えていたという。」
飯塚道重「高橋くら子と水平運動」『千曲』第111号 2001年10月 p.19-22
p.21「部落差別の実態、自由解放への念願を彼女は臆せず堂々と声を張り上げて演説した。自分の心を
開いた感動の一瞬であった。」
- 回答プロセス
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1 『水平運動史の研究』第5巻 部落問題研究所編 部落問題研究所出版部 1972【361.86/ブラ/5】
第三章長野県の水平運動 p.360に、長野県水平社創立大会が1924年4月23日北佐久郡小諸町高砂座
(連鎖劇場)で行われた旨の記載があった。高橋くら子の講演内容についての記載はなかった。
2 当館蔵書検索でキーワード「高橋くら子」で検索、ヒットした資料の中から調べる。
調査資料
・東栄蔵「高橋くら子と長野県水平運動の創立期」『信濃教育』第1057号 1974年12月号p.4-25
・『信州異端の近代女性たち』東栄蔵著 信濃毎日新聞社 2002【N280/167】
第二章長野県水平運動創立期の高橋くら子 p.111 ※上記東栄蔵著の論文と似た内容。
・『佐久地域の部落解放運動史』部落解放同盟佐久地区協議会編・刊 1983【N361/102】
・『女性=反逆と革命と抵抗と 思想の海へ21』鈴木裕子編著 社会評論社 1990【081.6/シソ/21】
第4部新しい世への渇望 高橋くら子「悲しみの中から愛と自由のため」「正義と人道の戦い」
p.66-72
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会学 (361 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 高橋くら子
- 水平社
- 被差別部落
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000340662