レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年12月06日
- 登録日時
- 2023/03/17 10:07
- 更新日時
- 2023/04/06 15:59
- 管理番号
- 000011027
- 質問
-
未解決
ドバト(カワラバト)が、敵もいないのに定期的に飛び立ち空を回って帰ってくる理由がわかる資料を探している。
- 回答
-
ハト(ドバト、カワラバト)が、理由なく定期的に飛び立ち、しばらくしてまた下りてくるという行動について論じた文献は見当たらなかった。
確認した情報源は以下のとおり。(当館未所蔵文献については、インターネット上で本文、抄録が利用できる資料のみ確認した。インターネット情報源の最終確認日は、いずれも2023年3月17日)
“J-Global”(国立研究開発法人科学技術振興機構)にて、「ハト 行動」、「ハト 生態」のキーワードで検索
“GoogleScholar”(グーグル)にて、完全一致「ハト」「行動」、「ハト」「生態」
なお、清水祐治[ほか]「ドバトの生態並びにダイズ栽培におけるハト害の実態と防除法の研究」によると、ドバトが群れを成して餌をとる際に、「ドバト集団は大きくなると不安定になる傾向が見られ、人の往来や他のドバトの飛来そのものに驚いて一斉に飛散し、再び徐々に集結してくることが多かった。」(p25)とある。この文献では、質問のようなドバトの行動の理由を、警戒心によるものとしていると思われる。
この文献は国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、図書館送信サービス参加館に来館するか、国立国会図書館の個人利用登録をすることで利用できる。
清水祐治[ほか]「ドバトの生態並びにダイズ栽培におけるハト害の実態と防除法の研究」(応用鳥学研究会 編『応用鳥学集報』8(1),山階鳥類研究所,1988-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2300388/1/12 (参照 2023-03-17) 図書館・個人送信限定資料
参考までに、鳥の群れに関する資料として下記資料1がある。目次を確認するかぎり、ドバトの行動についての記載はないものと思われるが、p63-64に、モリバトの例として、群れが大きくなるほどに外敵に襲われる可能性が低くなるとの説が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 鳥類 (488 9版)
- 参考資料
-
-
1.上田恵介 著 , 上田, 恵介, 1950-. 鳥はなぜ集まる? : 群れの行動生態学. 東京化学同人, 1990. (科学のとびら ; 10)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002025100-00 , ISBN 480791250X (p63)
-
1.上田恵介 著 , 上田, 恵介, 1950-. 鳥はなぜ集まる? : 群れの行動生態学. 東京化学同人, 1990. (科学のとびら ; 10)
- キーワード
-
- 鳩
- 動物行動学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000330451