レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年3月1日
- 登録日時
- 2014/02/16 18:20
- 更新日時
- 2014/03/01 13:23
- 管理番号
- 岩手-169
- 質問
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解決
岩手県もしくは東北における須恵器の流入時期や過程、時代背景などがわかる資料はあるか。
- 回答
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松本建速著『蝦夷とは誰か』によると、須恵器生産の技術は、5世紀前葉ころに朝鮮半島からもたらされ、その後9世紀後葉には東北北部でも作られるようになったと記載されている。
岩手県や東北地方の須恵器について、参考になる資料は以下の通り。
【参考資料】
『蝦夷とは誰か』
⇒p202~212 須恵器
『蝦夷の考古学』
⇒p153~176 須恵器と蝦夷社会
『北日本の考古学』
⇒p149~174 古代東北地方北部の生業にみる地域差
『境界に生きた人々』
⇒副題 遺物でたどる北東北のあゆみ
『九世紀の蝦夷社会』
⇒p217~245 須恵器・鉄生産の展開
『徳丹城の冒険』
⇒徳丹城から出土した須恵器などを紹介しながら、当時の様子を分かりやすく解説している。
『岩手史学研究 No.61』(雑誌)
⇒p29~47 「岩手県の古代土器生産について ―須恵器とロクロ土師器の素描―」伊藤博幸 著
- 回答プロセス
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・岩手県・東北地方の古代史関連資料を確認。
・「須恵器」「考古学」「遺物」などをキーワードにして所蔵検索。
・NII論文情報ナビゲータ〔CiNii〕にて論文検索。
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 歴史 (200 9版)
- 参考資料
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『蝦夷とは誰か』松本 建速∥著 同成社∥出版 2011年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011271880-00 , ISBN 9784886215789 -
『蝦夷の考古学』松本 建速∥著 同成社∥出版 2006年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008267577-00 , ISBN 4886213634 -
『北日本の考古学』日本考古学協会∥編 吉川弘文館∥出版 1994年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002311560-00 -
『境界に生きた人々 遺物でたどる北東北のあゆみ』第3回北東北三県共同展実行委員会∥編集・出版 2010年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010900132-00 (第3回北東北三県共同展 平成22年5月28日(金)~7月11日(日) 秋田県立博物館ほか) -
『九世紀の蝦夷社会』熊田 亮介・八木 光則∥編 高志書院∥出版 2007年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008418167-00 , ISBN 9784862150189 (奥羽史研究叢書9) -
『徳丹城の冒険』池野 恋∥漫画・挿絵 矢巾町歴史民俗資料館∥シナリオ・解説・編集・監修 矢巾町教育委員会∥出版 2013年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024393995-00 - 『岩手史学研究 No.61』岩手史学会∥出版 1976年
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『蝦夷とは誰か』松本 建速∥著 同成社∥出版 2011年
- キーワード
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- 須恵器
- 蝦夷
- 考古学
- 遺物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000149355