レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/08/27
- 登録日時
- 2008/09/19 02:11
- 更新日時
- 2009/01/07 14:21
- 管理番号
- C2008M1230
- 質問
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解決
中央大学と慶應義塾大学の在籍学生数を、学部別・男女別に2000年度から現在までの年度毎の統計がほしい。できればネットによる情報ではなく、紙資料でみたい。中央大学については学生便覧に相当する『学事記録』に統計があるらしいと聞いた。
- 回答
-
ご照会について以下のとおり回答いたします(【】内は当館請求記号)。
■冊子体資料について
当館蔵書目録NDL-OPACには中央大学の『学事記録』は見当たりませんでした。当館所蔵の下記資料(1)には学生在籍者数統計の掲載がなく、2001年以降web情報に移行しています。下記資料(2)には学部学生在籍者数(男女別)統計が掲載されていますが昭和51年までで以後休刊しています。
(1)『慶應義塾大学報』慶應義塾大学 1966-2000 月刊 【Z7-358】 当館の所蔵:1巻1号 = 1号 (昭和41年9月10日)-35巻1号 = 313号 (平成12年4月1日) *以後電子資料 (Web)
(2)『中央大学学報』中央大学総務部 年4回刊 【Z7-324】 当館の所蔵:9巻5号(昭12.1)~39巻2号(昭51.10) *以後休刊
NDL-OPACにおいて出版者=大学名とタイトルキーワード=要覧/便覧/学事/記録/年報/事業/報告 で掛け合わせ検索をしましたが該当資料は見当たりませんでした。
■過去のHP情報について
WaybackMachine(米国InternetArchive.orgによるウェブサイト全体の保存庫 http://www.archive.org/web/web.php)にて両大学の過去のHPを調査しました。
●慶応義塾大学
同学HPのURL(http://www.keio.ac.jp/general.html)で検索した結果(http://web.archive.org/web/*/http://www.keio.ac.jp/general.html)より、2000、2003、2007年のデータ(下記資料(3)~(5))が見つかりました。
(3)「慶応義塾総合案内2001 DATA編」内の「学生・生徒・児童数/科学研究費補助金受入状況」
(http://web.archive.org/web/20040618000054/www.keio.ac.jp/pdf/sougou_data_3.pdf)
*学部別男女別学生数(2000年5月1日現在)を収載。
(4)「慶応義塾総合案内2004」データ内の「学生・生徒・児童数/科学研究費補助金受入状況」
(http://web.archive.org/web/20050210033941/www.keio.ac.jp/keio_sogo_master/data_3.html)
*学部別男女別学生数(2003年5月1日現在)を収載。
(5)「慶応義塾について」内の「統計→学生数(大学)」
(http://web.archive.org/web/20080108111754/www.keio.ac.jp/students.html)
*2007年5月1日現在の学部別男女別在学者数を収載。
『総合案内2006』
(http://web.archive.org/web/20070423010435/www.keio.ac.jp/sogo_annai/index.html)には該当データは見当たりませんでした。「統計→学生数(大学)」の項目ができたのは2007年10月頃からのようです。なお2001、2002、2004、2005年の情報は見当たりませんでした。
冊子体の『慶応義塾 総合案内』は当館未所蔵ですが、広島大学高等教育研究開発センター文献情報総合検索(http://bunken.rihe.hiroshima-u.ac.jp/index.php)によると同センターで『慶応義塾総合案内2002』(文献ID55383)を所蔵しているようです。利用方法は同センターにお問い合わせください。そのほかNACSIS-webcat(http://webcat.nii.ac.jp/)、国立教育政策研究所教育図書館OPAC(http://nieropac.nier.go.jp/webopac/catsre.do)には見当たりませんでした。慶応義塾大学の蔵書(http://catalog.lib.keio.ac.jp/)にも見当たりませんでしたが事務用資料として保存されている可能性がありますので、詳しくは慶応義塾大学にお問い合わせください。
●中央大学
同学HPのURL(http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/)で検索した結果(http://web.archive.org/web/*/http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/)より、2005年のデータ(下記資料(6))が見つかりました。
(6)2006年度HP内の「中央大学について→学生数・教職員数」
(http://web.archive.org/web/20060225231824/www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/about/a04_01_j.html)
*男女別人数がわかる「学部在籍学生数」(2005年5月1日現在)を収載。
2005年度以前のHP構成は異なっており、「中央大学について→学生数・教職員数」は見当たりませんでした。かわりに「データで見る中央大学」内に「学部在籍学生数」という項目や、「見えるデータベース(一般利用者用)」がありましたが、データが保存されておらず閲覧できませんでした。
■学校基本調査(文部科学省)について
『学校基本調査報告書 高等教育機関編』(文部科学省生涯学習政策局 年刊 【Z41-729】)には私立を含めた大学における学部別男女別の人数が記載されており(平成19年度版ではpp.26-37「10 学部別学生数」)、巻末に付された調査票にも学部別男女別の学生数の記入欄があります(平成19年度版ではpp.622-623「学部学生内訳票」)。平成14~19年度のデータ及び平成20年度調査票は文部科学省HP内「学校基本調査」 (http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index01.htm)でも見ることができます。よって、各大学および文部科学省では数値を把握していると思われます。ただし、文部科学省HP掲載の「平成20年度学校基本調査の手引き」の中の「学校基本調査Q&A」(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/06020203/014.pdf)p.1に「調査票は原則として「統計の作成」以外には使用しません。文部科学省の関係職員が調査票を一般に閲覧させることはありません。」とあるため、提出された調査票を文部科学省や国立公文書館で閲覧することは難しく、また、なんらかの刊行物に収録されている可能性は低いと思われます。中央大学、慶応義塾大学にお問い合わせになるのも一方法かと思われます。両大学の連絡先は下記ページに記載されています。
中央大学 お問い合せ一覧
(http://www.chuo-u.ac.jp/chuo-u/inquery/index_j.html)
慶應義塾大学 お問合せ・見学・ご意見
(http://www.keio.ac.jp/jimu.html)
(インターネット最終アクセス:2008年8月21日)
※追記(2008年9月24日)
本回答作成後、慶應義塾大学三田メディアセンター様より該当資料をお知らせいただきました。
下記にご紹介いたします。
「『慶應義塾年鑑』(年刊)(NDL請求記号:Z47-B36 ) 巻末の「資料」の章に、その年の学生数(学部別・男女別)等、慶應義塾に関する各種の統計が掲載されています。1962年より年鑑の形で刊行が開始され(以前は『慶應義塾総覧』、現在にいたるまで毎年発行されています。※お探しの2000年以降の巻についてのみ学生数(学部別・男女別)が掲載されていることを現物で確認いたしました。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 大学.高等.専門教育.学術行政 (377 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 学校
- 統計
- 名簿
- 教育
- 照会先
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- (千葉県立中央図書館より)『全国学校総覧』原書房 2000年版(内容は1999年5月1日現在)には在籍学生数あり。2001年版以降は、定員のみの記載に変更になっています。
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000047447