レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/08/05
- 登録日時
- 2023/12/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23080514541603
- 質問
-
ミツバチの雄は、交尾の後死んでしまうのか。またなぜ死んでしまうのか。
- 回答
-
①『写録ニホンミツバチ』には、「雄バチは、女王バチと交尾をするために生れたハチである。空高く飛行しながら交尾するが、その瞬間、雄バチは生殖器ごと体を引き裂かれ、地上に落下して死んでしまう。」と説明されている。
②『ミツバチの教科書』にも、「雄バチが女王バチと交尾すると、本当に破裂音がして生殖器が体からちぎれます。生殖器には腹部の組織もついたままなので、そのまま死に至ります」とある。
③『ミツバチのはなし』ではより詳しく、「雄蜂は空中で女王蜂の背面から腹部の部分を六本の肢でとらえて馬乗り状になり、すぐに腹部を曲げ、交尾器を女王蜂の開口した腹部先端の刺針室に挿入します。挿入後、雄蜂の交尾器は反転した形で飛び出てきますが、半分を反転した時点で雄蜂は麻痺状態になり、はばたきが停止し、のけぞるように後方に倒れます。(中略)交尾器が完全に反転し、すべてが露出した後に、付属腺からの粘液と交尾器からとれたキチン背板からなる交尾標識を女王蜂の腹部先端に残し、雄蜂は女王蜂から離れ、地上に落ちて死んでしまいます。」と説明があり、女王バチと交尾中の雄バチや、交尾標識のついた女王バチの白黒写真も掲載されている。
④『ミツバチ観察事典』にも、女王バチと交尾中の雄バチのカラー写真が紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 昆虫類 (486 9版)
- 参考資料
-
-
①藤井英美『写録ニホンミツバチ』 新樹社,2019,255p.参照はp.18.
②フォーガス・チャドウィックほか『ミツバチの教科書』 エクスナレッジ,2017,221p.参照はp.35.
③酒井哲夫『ミツバチのはなし』 技報堂出版,1992,194p.参照はp.18-19.
④小田英智、藤丸篤夫『ミツバチ観察事典』 偕成社,1996,39p.参照はp.33.
-
①藤井英美『写録ニホンミツバチ』 新樹社,2019,255p.参照はp.18.
- キーワード
-
- ミツバチ 交尾
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023080514564941603
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000342713