レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/02/05
- 登録日時
- 2021/04/01 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:41
- 管理番号
- M21012915010860
- 質問
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湖水の滞留時間を計算する方法や、それぞれの湖の滞留時間が掲載されている資料はないか。
- 回答
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①『新編湖沼調査法』
p.44-47 「湖水の平均滞留時間は,湖の貯水量(容積)を総流入(または総流出)速度で割った値として求められる.しかし,湖が小さくて浅く,地形も単純な場合でなければ,この時間ですべての湖水が入れ替わるわけではない.」とある。この計算方法で計算した滞留時間が[表4-1]「日本の湖沼の湖水の滞留時間あるいは交換速度」に示されている。「湖水が,雨水,地下水および集水域河川水から湖沼へ流入される水により希釈されるとして「希釈方式」で計算した場合は,湖水の滞留時間はかなり長くなる」とあり、琵琶湖を例に説明している。
②『水環境調査の基礎』
p.22 「湖の容積を単位時間内の流入量で除した時間を平均滞留時間とすると、湖が完全に混合していると仮定した場合、平均滞留時間が過ぎると湖水の約63%が入れ替わる。すべての水が入れ替わるには、無限大の時間がかかるが、平均滞留時間の約4.6倍の時間で99%の水が入れ替わる。」とある。
③『世界の湖と水環境』
94種の湖について、湖沼学的データが示されており、滞留時間も掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 海洋学 (452 9版)
- 参考資料
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①西條八束『新編湖沼調査法』 講談社,2016,8,263p. 参照はp.44-47.
②鈴木裕一『水環境調査の基礎』 古今書院,2019,8,150p. 参照はp.22.
③倉田亮『世界の湖と水環境』 成山堂書店,2001,14,182p.
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①西條八束『新編湖沼調査法』 講談社,2016,8,263p. 参照はp.44-47.
- キーワード
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- 湖沼
- 滞留時間
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021012915050810860
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000296138