レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/2/18
- 登録日時
- 2023/04/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23022815538784
- 質問
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環境に配慮した葬儀について、どういったものがあるか知りたい
- 回答
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①『日本一笑顔になれるお葬式』では、「業界初「エコ葬儀」の取り組み」として、食事などに使用するお箸を使い捨ての割り箸から塗り箸にして繰り返し利用したり、「棺は紙製のものを使い、火葬の際に排出されるCO?を通常の3分の1に減ら」し、「燃やす際に排出されるCO?を植林やグリーンエネルギーなどによって相殺(オフセット)する、カーボン・オフセットの観点で(中略)すべての棺に植林寄付が付いている」とある。
②『最新葬儀業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 』では第6章7「地域と社会へのアプローチ」で「環境にやさしいコフィン(棺)と題して、協和木工所では紙で制作された棺をブランド化したグリーンアーク事業を始めました。(中略)火葬にともなう排ガス汚染が減少、しかも燃焼時間も合板製棺と比べて約半分と、省エネ対策にも有効です。売上の一部を社会環境貢献寄付として供出し、熱帯林再生の「グリーンアークの森」を育てています」とある。
③『しがみつかない死に方』では「紙製の棺」について「CO?排出削減を目的とした段ボールせいの「エコ棺」(中略)木製棺に比べ、森林資源を約3分の2に、1回の火葬で使用する灯油量を約半分に、燃焼時の有害ガス発生も約3分の1に抑えることができる」とある。
④「女優木内みどりさんに学ぶ自分らしくエコでシンプルな葬儀」では、環境にやさしい紙の棺おけ「エコフィン」、紙と国産スギの間伐材で作られた棺おけ「オルタナ」について紹介されている。
⑤「<わたしのかえり方>ゆっくり、やさしく自然に還りたい 最新のエコ葬を選ぶ人たち[米国]」では、「都市部でも可能な環境負荷の少ない葬儀システム」として、微生物の力で遺体を自然な形で土に還す葬儀社「リコンポーズ」について紹介されている。
「ヒューマン・コンポスティング(人間の堆肥化、堆肥葬)」とも呼ばれる新しい葬儀の形で、「ワシントン州では19年、こうした葬送を「Natural Organic Reduction(自然有機還元葬)」と定義し、認める法律を制定し、20年5月に施行した」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 家族問題.男性.女性問題.老人問題 (367 9版)
- 参考資料
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①是枝嗣人『日本一笑顔になれるお葬式』 扶桑社,2021.8,222p. 参照はp.158-163.
②吉川美津子『最新葬儀業界の動向とカラクリがよ~くわかる本 』秀和システム,2010.3,199p. 参照はp.136-137.
③香山リカ『しがみつかない死に方』 角川書店,2010.4,183p. 参照はp.98-100.
④大崎百紀「女優木内みどりさんに学ぶ自分らしくエコでシンプルな葬儀」『週刊朝日』第125巻第15号通関5635号,2020.3.20,p.49-51.
⑤荒ちひろ「<わたしのかえり方>ゆっくり、やさしく自然に還りたい 最新のエコ葬を選ぶ人たち[米国]」朝日新聞2023.2.19朝刊グローブ273号グローブ1面
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①是枝嗣人『日本一笑顔になれるお葬式』 扶桑社,2021.8,222p. 参照はp.158-163.
- キーワード
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- 葬儀 お葬式 紙の棺 エコロジー SDGs
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023022815543238784
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000331512