レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/08/17
- 登録日時
- 2018/12/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18081616090451
- 質問
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戦国武将・滝川一益の子供が岡山藩にいたらしいが、それは誰か。
また、その子孫は岡山に住み続けたのか。
- 回答
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資料①『岡山県歴史人物事典』によると、滝川辰政(たきがわ たつまさ)という岡山藩士がいる。「瀧川左近将監一益の子。出雲と称す。」とあり、禄高は3000石で番頭を務めている。
資料②『岡山市史 全』の滝川出雲の説明では「瀧川出雲名は辰政、左近将監一益の五男なり。(中略)世俗備前藩に不相応なるものの一として数へたる所謂「備前の瀧川」は即ち此人なり。」とある。
資料③『岡山藩家中諸士家譜五音寄 2』には番頭・滝川縫殿の書上が翻刻されており、祖父は左近、父は出雲であることがわかる。
資料④『改訂増補 池田家文庫マイクロ版史料目録 4 藩士2』によると、滝川縫殿家は明治3年の滝川猛夫まで書上が残っており、廃藩になるまで代々岡山藩士であったことがわかる。
その他、滝川一益を祖先に持つ家として滝川弥平太家、滝川覚平家、滝川久三郎家があり、それぞれ廃藩まで岡山藩士として書上を残している。
資料⑤『岡山の旧家』には備前市伊部の滝川家が紹介されている。一益の子・一忠と愛妾との子である一次が吉永町に土着し、その後子孫が帰農したとある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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資料① 岡山県歴史人物事典編纂委員会編『岡山県歴史人物事典』岡山 山陽新聞社,1994,1254p.参照はp.596.
資料② 岡山市役所編『岡山市史 全』岡山 岡山市,1920,1冊.参照はp.48.
資料③ 倉地克直編『岡山藩家中諸士家譜五音寄 2』岡山 岡山大学文学部,1993,333p.参照はp.46-48.
資料④ 岡山大学附属図書館編 『改訂増補 池田家文庫マイクロ版史料目録 4 藩士2』 丸善,1993,599p.参照はp.327-328.
資料⑤ 新田文雄『岡山の旧家』 キュウセイ出版部,1978,223p.参照はp.145-146.
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資料① 岡山県歴史人物事典編纂委員会編『岡山県歴史人物事典』岡山 山陽新聞社,1994,1254p.参照はp.596.
- キーワード
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- 瀧川一益
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018081616035090451
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000247163