レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/4/3
- 登録日時
- 2016/07/29 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:38
- 管理番号
- M16052718480044
- 質問
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佐々部という名字の由来や多い地域を知りたい。
- 回答
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姓氏事典の類を調べ、下記の3冊で佐々部の項目を見つけた。3冊ともに安芸の高田郡の佐々部邑で発祥したと記してある。各事典の記述は下記の通り。
①「安芸の佐々部は高田郡佐々部邑発祥の氏族。佐々部宗左衛門・佐々部兵部が毛利氏に仕え、佐々部若狭守は毛利氏の家人として佐々部城主として活躍。佐々部一斎は毛利氏の家臣で、関ケ原の戦いの覚書を書き残した事で有名。」
②「佐々部(ささべ)安芸国高田郡佐々部邑より起る。『芸藩通志』に「毛利麾下、佐々部若狭守佐々部城主たり」とある。
③「佐々部1 安藝の佐々部氏 高田郡佐々部邑より起る。安西軍策(本では竹冠に下は束という漢字で書かれています)、高橋大九郎家臣に佐々部氏あり。後に毛利氏に仕ふ。佐々部宗左衞門、佐々部兵部等を載せ、又藝藩通志に「同郡面山、佐々部村にあり。毛利麾下佐々部氏若狹守る所」と載せ、また「佐々部氏、上甲立村。先祖(旧字体)佐々部若狹は、毛利の家人にて、佐々部村の城主たりしと云ふ。家記(本にはごんべんに巳)燒亡して詳かならず」とあり。
2首藤氏流 藤原姓と云ふ。淺羽本山内首藤系圖に「多賀山伯耆守隆通(童名婿法士、新左衞門尉)―刑部少輔元通― 元宗、(號佐々部五郎右衞門尉)― 女子(佐々部左衞門の妻)― 女子(桂忠左衞門の妻)、弟通久(彌八郎、治左衞門)」と載せたり。
3 雑載 備前等にも存す。」
姓氏事典と合わせて、地名辞典も調べた。④と⑤に佐々部村の記述がある。
④には中世の頃、佐々部村が毛利氏の家臣に分給されていたという記述がある。
⑤には佐々部村が佐々目村として、知行帳に載っていたということが記述されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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①志村有弘『あなたの一族大事典』郡山 日正出版,1998 ,1095p. 参照はp.362.
②丹羽基二『姓氏家系大事典』 新人物往来社,2002,413p. 参照はp.170.
③太田亮『姓氏家系大辞典 第2巻』 角川書店,1963,2593p. 参照はp.2260.
④「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 34 (広島県)』 角川書店,1987,1518p. 参照はp.391.
⑤『日本歴史地名大系 35 』 平凡社,1982,925p. 参照はp.711-712 .
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①志村有弘『あなたの一族大事典』郡山 日正出版,1998 ,1095p. 参照はp.362.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016052718475180044
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000195352