レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/11/10
- 登録日時
- 2023/12/24 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M23111013341797
- 質問
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ダイヤモンドなど宝石の価値を表すときに使われる「カラット」の意味を知りたい。
- 回答
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①『図説世界史を変えた50の鉱物』には、「伝統的に用いられているダイヤモンドの測定単位がカラットで、1カラットは0.2グラム(200ミリグラム)に相当する。1907年にメトリック・カラットが国際標準として採用され、1カラットはさらに100ポイントに分割され、1ポイントは2ミリグラムに相当する。」とある。
②『ダイヤモンドはほんとうに美しいのか?』にも、「ダイヤモンドの重さを量る単位が『カラット』です。カラットの語源は、分銅として使われていたカロブという植物の種(いなご豆=地中海原産)に由来しています。1カラットは0.2グラムあるいは0.007オンスに相当します。カラットより小さい単位は『ポイント』とよばれます。カラット数が大きければ大きいほどそのダイヤモンドの価値は増します。」とある。
③『宝石図鑑』の用語解説に「カラット(ct,K)」として「宝石の重量を表す単位。1カラットは0.2グラム。金の純度を表すのにも用いられ、純金はK24になる。」とある。
④『宝石の科学』には、「0.2~0.05カラット程度にカットされたものは『メレー』と呼びます。」や「このほか『テンパー』という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは10個で1カラット、つまり『10個石』を意味しているものです。」といった説明もある。また、カラットの語源については複数説があるとしながら、「文献などで多く触れられているのはイナゴ豆です。これはイナゴ豆を乾燥させると、その重さが約0.2グラムで、かつ、豆の大きさも一定していたため、宝石を量る天秤のおもりとして便利に使われたためとされるものです。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉱物学 (459 9版)
- 参考資料
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①エリック・シャリーン『図説世界史を変えた50の鉱物』 原書房,2013,223p.参照はp.8-11.
②ニキ・ヴァン・デ・ガーグ『ダイヤモンドはほんとうに美しいのか?』 合同出版,2008,119p.参照はp.38.
③キャリー・ホール『宝石図鑑』 創元社,2023,160p.参照はp.156.
④宝石と生活研究会『宝石の科学』 日刊工業新聞社,2011,142p.参照はp.19-21.
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①エリック・シャリーン『図説世界史を変えた50の鉱物』 原書房,2013,223p.参照はp.8-11.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2023111013314341797
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000343946