レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002/06/05
- 登録日時
- 2006/06/29 02:11
- 更新日時
- 2010/02/12 11:59
- 管理番号
- 埼久-2002-030
- 質問
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解決
「中原古老物語」という史料を読みたい。
- 回答
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「古老物語 遠江の郷土雑筆」(山下熈庵 昭和堂書店 1955:国会図、都立多摩図蔵)を提供する。
- 回答プロセス
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該当記事を確認するが、「中原古老物語」という資料名があるのみ。
『国書総目録』『国史大辞典』『徳川家康事典』『戦国史料叢書 1-6』(家康史料集)等にあたるが、見あたらず。
新聞記事の執筆者に尋ねると、「「徳川実紀」をもとに記事を書いた。「中原古老物語」は実際に見ていない」との回答を得る。
『国史大系 38 徳川実紀1』にあたると、記事と同様の記述があり、出典が「中原古老物語、家譜」となっており、『徳川実紀』の引用文献にも確かに「中原古老物語」あり。
《ゆにかねっと》を〈古老物語〉で検索すると、「古老物語 遠江の郷土雑筆」(山下熈庵 昭和堂書店 1955:国会図、都立多摩図)、「静岡県史編纂資料 123」(古老物語 山下熈庵:静岡県図)あり。
『国書総目録』を「古老物語」で引き直すと、山下玄和が著わしたものが掲載されているが、活字本なし。
静岡県立図書館に問い合わせるとは相互貸借不可とのこと。
都立多摩図書館の資料を取り寄せると、本書前書きから、熈庵の本名は玄和で、写本の転写により伝わった上・中・下の3巻を合本して刊行したものとわかる。
内容を見ていくと、p25-26に、新聞記事の徳川家康と萬年三左衛門重頼の逸話に合致する文章があったので、この資料を提供する。
- 事前調査事項
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情報源:「毎日新聞 2002年5月12日」の別刷り「日曜くらぶ」p6に掲載、「英雄たちの自由時間 徳川家康6」に史料名が書かれていた。
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 「古老物語 遠江の郷土雑筆」(山下熈庵 昭和堂書店 1955:都立多摩図)
- キーワード
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- 古文書-史料
- 静岡県-歴史-江戸時代
- 徳川 家康(トクガワ イエヤス)
- 照会先
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- 静岡県立図書館
- 東京都立多摩図書館
- 寄与者
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- 荒井魏氏(毎日新聞社)
- 東京都立多摩図書館
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000029258