レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/02/17
- 登録日時
- 2005/02/11 02:11
- 更新日時
- 2007/11/23 08:37
- 管理番号
- 埼浦-2003-092
- 質問
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未解決
陸軍大臣で戦後参議院議員を務めた宇垣一成と「宇垣富佐子」という人物の関係を知りたい。宇垣一成の娘ではないかと思う。
- 回答
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妻、娘、長男嫁の名前ではないと回答して終了する。
- 回答プロセス
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『宇垣一成とその時代』の略年譜に一男五女に恵まれるとあるが、妻・長女の名のみで、「富佐子」の名前はなかった。
『宇垣一成関係文書』にあたると、p273に一男五女の名前(一雄、美子、秀子、光子、芳子、信子)はあるが、やはり「富佐子」の名前は確認できなかった。『日本陸海軍人名辞典』『日本陸軍将官辞典』には家族名の記述はなし。
『宇垣一成日記』にもあたるが、該当する記述は確認できなかった。
『人事興信録 第13版 上』に家族構成があるが、「富佐子」の名前はなく、『宇垣一成』にも夫人や長男の嫁の名があるが「富佐子」ではなかった。
以上より妻、娘、長男嫁の名前ではないと回答して終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 陸軍 (396 9版)
- 議会 (314 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 宇垣 一成(ウガキ カズナリ)
- 陸軍-官僚
- 国会議員
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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レファ協企画協力員よりコメントを2通いただく(2007/11/22)。以下、資料情報の本文。
こんばんは
下記の文献に関連する情報がありました。
①『日本陸海軍総合事典』 秦郁彦編 第2版 東京大学出版会 , 2005
p.187
宇垣 纏 うがき まとめ
「嗣子博光は海軍軍医大尉」
②『最後の特攻機 : 覆面の総指揮官宇垣纒』 蝦名賢造著 中央公論新社, 2000 (中公文庫 ; え-16-2)
まえがき
p.17 「遺族故宇垣博光氏、富佐子夫人」
p.73 「子息の宇垣博光氏にも富佐子夫人にもお会いし、」
p.77 「宇垣纏もまた宇垣一族の一員であるが、一成とは直接血縁上のつながりはない。」
解説 二十一世紀への架橋の書 森村誠一
p.522 「宇垣の息子の妻・富佐子」
③『宇垣一成 : 政軍関係の確執』 渡邊行男著 中央公論社 , 1993 (中公新書 1133)
p.241
「纏家は一成家の隣家で同姓だが親戚ではない。幼時から隣家の一成に憧れ、海軍軍人となり、宇垣家に出入りしていたらしい。」
今後ともコメント機能をご活用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
下記の情報もありました。よろしくお願い申し上げます。
『最後の特攻機 : 覆面の総指揮官宇垣纒』 蝦名賢造著 中央公論新社, 2000 (中公文庫 ; え-16-2)
p.84 「大正九年二月七日、長男博光が誕生している。」
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000014699