レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/08/31
- 登録日時
- 2022/10/01 00:30
- 更新日時
- 2022/10/01 00:30
- 管理番号
- 6001057770
- 質問
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解決
韓国の梨泰院(イテウォン)という地区について書かれている資料を探している。特に1990年代頃から観光地として注目されるようになったと思うが、その背景が分かるような資料があれば紹介してもらいたい。
- 回答
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梨泰院は、韓国ソウルの龍山区にある地区の名称です。
観光地として発展した背景に関連する記述は、次の2点の資料にありました。
・『ソウルを歩く:韓国文化研究はじめの一歩』(平田由紀江/編著 山中千恵/編著 関西学院大学出版会 2019.9)
p.107-125 IV [ローマ数字の4] 「他者」を考える 6 梨泰院「グローバル・シティ」ソウルと多文化主義
韓国の多文化主義について、梨泰院を取り上げて分析している論文です。
1980年代のソウルオリンピックに関連した経済投資(p.119)や1990年代からの韓国への移住者増加による変化(p.119-122)についての記述があります。
・金成玟「ソウルの夢:グローバル都市をあるく 最終回 龍山・梨泰院:ポスト・アメリカの時代」『世界』941(岩波書店 2021.2)p.278-283
雑誌『世界』に掲載されていた現代ソウルの都市に関する連載の最終回で梨泰院が取り上げられています。
1980年代から外国観光客をターゲットにした観光地になっているという記述や、2000年代以降の文化的盛り上がりについての記述があります。
そのほか、梨泰院についての記述がありました資料は以下の通りです。
・『ソウル:1000万ソウルっ子の生活を見に行く(旅の雑学ノート)』(夏川大輔/著 ダイヤモンド社 2008.10)
p.37-39 梨泰院に住む人々の特徴についての記述があります。
p.136-137 梨泰院の街の様子についての記述があります。
・『ソウル25区=東京23区:似ている区を擬えることで土地柄を徹底的に理解する』(吉村剛史/著 パブリブ 2021.2)
p.135-149 第1章 都市圏 龍山区=港区
現在の龍山区について記述されており、梨泰院についての記載もあります。
・『韓国の電車と地下鉄をとことん楽しむ本:ポケット図解(Shuwasystem Beginner's Guide Book)』(やまだトシヒデ/著 秀和システム 2012.9)
p.71-74 梨泰院の地名の由来や街の様子についての記述があります。
・『韓国名勝・旧蹟めぐり』(亀山襄二/著 時潮社 1990.9)
p.25 梨泰院の街の様子について簡単な説明があります。
・安田ひろみ「由緒正しき異界の現在 -マイノリティの街、梨泰院<エッセイ>」『人間学部研究報告』11(京都文教大学 2008)p.125-131
京都文教大学・京都文教短期大学学術情報リポジトリで公開されています。(2022/8/31現在)
http://id.nii.ac.jp/1431/00001569/
梨泰院の歴史・宗教・商業・ジェンダー等についての記述があります。
[事例作成日:2022年8月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- アジア (292 10版)
- 参考資料
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- ソウルを歩く 平田/由紀江‖編著 関西学院大学出版会 2019.9 (107-125)
- 世界 岩波書店 岩波書店 no.941 (2021-2) (278-283)
- ソウル 夏川/大輔∥著 ダイヤモンド社 2008.10 (37-39, 136-137)
- ソウル25区=東京23区 吉村/剛史‖著 パブリブ 2021.2 (135-149)
- 韓国の電車と地下鉄をとことん楽しむ本 やまだ/トシヒデ∥著 秀和システム 2012.9 (71-74)
- 韓国名勝・旧蹟めぐり 亀山/襄二∥著 時潮社 1990.9 (25)
- http://id.nii.ac.jp/1431/00001569/ (安田ひろみ「由緒正しき異界の現在 -マイノリティの街、梨泰院<エッセイ>」『人間学部研究報告』11(京都文教大学 2008)p.125-131 ー 京都文教大学・京都文教短期大学学術情報リポジトリ(2022/8/31現在))
- キーワード
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- 韓国(カンコク)
- 梨泰院(イテウォン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 地名・地域
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000321959