レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/10/20
- 登録日時
- 2017/01/12 00:30
- 更新日時
- 2017/01/12 00:30
- 管理番号
- 6001020227
- 質問
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解決
文学作品で隆鼻術が登場する大正から戦前(1945年)までの作品を探しています。
- 回答
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美容整形「隆鼻術」が出てくるものは次の通りです。
『日本童話選集 第3輯』(童話作家協会/編 大空社 1983)
「鼻なし半兵衛」(福永渙/著 丸善1923.11)
p.321に「『隆鼻術と言ふのをやるんだよ。蝋みたいなものをつぎ込んで、それをかためて鼻を高くするんだ。隆鼻術をすると、どんな低い鼻でも好きなだけ高くなるんだとさ。』」とあります。(1923年に出版された図書を大空社が復刻)
『日本の名随筆 96』(作品社 1990.10)
「運命は切り開くもの」(幸田露伴/著)収録作は1925年9月発表となっています。
p.202「自分で自分を向上させることの出来るものですから、無理に隆鼻術の施行や美容法研究をせずとも、『此に欠くるところも彼に増すこともあれば又以て自ら善くするに足る』道理で然のみに苦にするには当たりません。」とあります。
『浪六全集 第9篇人間学 容貌風俗』(村上浪六/著 玉井清文堂 1928)
p.346に「造鼻術は欫たる鼻を造るにありて、有るは無きに勝れど、隆鼻術は低き鼻の胡坐を立直すに付いて頗る覚束なし、結局、美顔術は舞台に於ける俳優の一時顔面顔を聊さか永久的の平常に行ふもの、否、行はむとするもの、その効果....」とあります。
[事例作成日:2016年10月20日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 8版)
- 評論.エッセイ.随筆 (914 8版)
- 参考資料
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- 日本童話選集 第3輯 童話作家協会∥編 大空社 1983 (321)
- 日本の名随筆 96 作品社 1990.10 (202)
- 浪六全集 第9篇 村上/浪六∥著 玉井清文堂 1928 (346)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 出版情報
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000206181