レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/04/11
- 登録日時
- 2009/06/19 02:10
- 更新日時
- 2009/06/26 14:11
- 管理番号
- 埼浦-2009-005
- 質問
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解決
江戸時代にあった水菓子屋では、果物のほかにどのようなものを扱っていたか。
- 回答
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水菓子とともに蔬菜類を扱っていた例や、繭仲買・古道具屋の副業として水菓子屋を始めた例がある。
- 回答プロセス
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自館目録を〈水菓子〉で検索する。
木内高音「水菓子屋の要吉」(『赤い鳥代表作集 4』 小峰書店)がヒットする。内容を確認するが、果物を売っている描写のみあり。
江戸の食生活、商業の資料を調査する。
『江戸の食生活』(原田信男 岩波書店 2003)p64-65に貞享4年(1987)刊の「江戸鹿子」に水菓子屋についての記載があるようだが、所蔵は国会図のマイクロフィルム。
『巨大城下町江戸の文節構造』(吉田伸之 山川出版社 1999)の3章2に「水菓子」の項があり、水菓子屋の問屋=納入制の変遷についての記述あり。
『越谷生まれの江戸町人の活躍』(高崎力 越谷郷土研究会 [2000])に「日本橋千疋屋総本店」の年表があり、天保5年に水菓子と蔬菜類の店を構えていたとの記述あり。
『新宿高野 創業90年の歩み 1 戦前編』(新宿高野 1975)の「あらすじ」の中に冬の閑期に水菓子屋を副業として始めたとの記述あり。
その他の調査済み資料
『絵でよむ江戸のくらし風俗事典』(柏書房)『江戸風俗 東都風俗記を読む』(東京堂出版)
- 事前調査事項
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「蕨市の歴史 2」(蕨市史編纂委員会 吉川弘文館 1967)のp784-785の表により蕨市の水菓子屋の件数があり、「くだものでは商売にならない」とういう記述があり。
「読売新聞」(明治16年7月25日)の記事に「水菓子屋にてゆで卵四つを食して八銭」と記載あり。
「汽車弁文化史」(雪廼舎閑人 信濃路 1978)に「品川駅構内の水菓子店は不景気のため」と記載あり。
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 『越谷生まれの江戸町人の活躍』(高崎力 越谷郷土研究会 [2000])
- 『新宿高野 創業90年の歩み 1 戦前編』(新宿高野 1975)
- キーワード
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- 菓子商-江戸時代
- 風俗-歴史-日本
- 菓子-水菓子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000055798