レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月12日
- 登録日時
- 2023/08/04 15:32
- 更新日時
- 2023/12/08 16:31
- 管理番号
- 埼熊-2023-034
- 質問
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解決
渋沢栄一の女性関係について記述のある資料を見たい。特に栄一の後妻・兼子(旧姓伊藤)と妾の大内くにについて知りたい。
- 回答
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以下の資料と情報を紹介した。
『父渋沢栄一 新版』(渋沢秀雄著 実業之日本社 2019)
p346 栄一の女性関係に関する記述あり。
p352-357 栄一の女性関係に関する記述あり。
『渋沢栄一 よく集め、よく施された』(武田晴人著 ミネルヴァ書房 2021)
p157 女性問題についての記述あり。
『渋沢家三代』(佐野真一著 文芸春秋 1998)
p116 兼子との再婚に関する記述あり。
p146 女性問題についての記述あり。
『穂積歌子日記 明治一法学者の周辺 1890-1906』(穂積歌子著 穂積重行編 みすず書房 1989)
p88-89 かね子について記述あり。「かね子も料理屋座敷女中をしているうちに栄一に知られたというような伝承があるが」とあり。
p287-291「〔補遺9〕「おくにさん」のこと」あり。
p289 写真「31.千代子とくに」あり。
p444「織田くに」の記述あり。
『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』(北康利著 KADOKAWA 2021)
p289-296「英雄色を好む」に兼子および大内くにについての記述あり。
p291「『明治大正見聞史』には、伊藤八兵衛は兼子の父ではなく伯父ではなかったかと書かれている。(中略)兼子が料理屋の座敷女中をしているときに見初められたという伝承もあり、謎に包まれている」とあり。
『新編 近代美人伝 上』(長谷川時雨著 杉本苑子編 岩波書店 1985)
p28「兼子は十二人の子女の一人で、十八のおり江州から婿を呼びむかえた。(中略)僅かの手違いから没落してしまった。婿になった人も子まであるに、近江へ帰されてしまった。」とあり。
『渋沢栄一を知る事典』(渋沢栄一記念財団編 東京堂出版 2012)
p30「江戸の豪商伊藤八兵衛の娘兼子と再婚をして生涯を共に過ごした」とあり。
『埼玉人物事典』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 1998)
p398「渋沢兼子」あり。結婚前の経歴に「伊藤八兵衛と今の5女」とあり。
『渋沢栄一完全ガイド』(晋遊舎 2021)
巻頭の年表の明治15年(栄一42歳)に「千代夫人死去。翌年、豪商の娘かねと再婚」とあり。
p85 栄一と千代、栄一と兼子の主な子と孫の肩書あり。
『渋沢栄一検定公式テキスト』(渋沢栄一記念財団渋沢史料館監修 実業之日本社 2021)
p128「渋沢家の家系図」あり。兼子の名あり。
『渋沢栄一 父と子の物語』(新井慎一著 博字堂 2004)
p38 兼子を後妻に迎えた記述あり。
p45「「中の家」略系図」あり。兼子、大内くにの名あり。
『青淵先生とその郷土』(血洗島青淵会編 血洗島青淵会 1940)
巻末に「渋沢家本支系図」あり。兼子の名あり。
《国立国会図書館デジタルコレクション》「八人娘(芝居見船)」(『商界の奇傑』p357-360 篠田鉱造著 実業之日本社 1902)(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/778073 国立国会図書館)191-195コマ 国立国会図書館/インターネット公開
p358「八翁に八人の娘ありたり。(中略)五女お兼さん。実に渋沢栄一夫人也」とあり。
- 回答プロセス
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1 NDC分類〈280〉〈289〉の棚にあたる。
『埼玉の女たち』歴史の中の24人』(韮塚一三郎著 さきたま出版会 1979)
参考文献あり。
『父渋沢栄一 新版』(渋沢秀雄著 実業之日本社 2019)
p264「後妻兼子の父伊藤八兵衛は一時豪商と謳われたほどの人だったが、商売の手違いで没落したままこの世を去った」とあり。
2 1の参考文献『たおやかな農婦 渋沢栄一の妻」(船戸鏡聖著 東京経済 1991)を確認する。
3 自館目録を〈渋沢栄一 & 女性〉〈大内くに〉〈伊藤兼子〉〈血洗島〉で検索する。(注)「血洗島」は栄一の出身地である。
『穂積歌子日記 明治一法学者の周辺 1890-1906』(穂積歌子著 穂積重行編 みすず書房 1989)
p287-291「〔補遺9〕「おくにさん」のこと」あり。「おくにさん」は織田完之の妻。
(1)〈織田完之〉で検索する。
4 1の情報から、《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈伊藤八兵衛〉で検索する。
《ウィキペディア》「伊藤八兵衛」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%85%AB%E5%85%B5%E8%A1%9B#cite_note-12 ウィキメディア財団)
5 4の参考文献『近代美人伝』(長谷川時雨著 サイレン社 1936) を確認する。
6 《デジタル版『渋沢栄一伝記資料』》(https://eiichi.shibusawa.or.jp/denkishiryo/digital/main/index.php 渋沢栄一記念財団)を〈織田くに〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2021年11月12日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 『父渋沢栄一』(渋沢秀雄著 新版 実業之日本社 2019) , ISBN 4-408-53744-6
- 『渋沢栄一 よく集め、よく施された』(武田晴人著 ミネルヴァ書房 2021) , ISBN 4-623-09165-1
- 『渋沢家三代』(佐野真一著 文芸春秋 1998) , ISBN 4-16-660015-X
- 『穂積歌子日記 明治一法学者の周辺 1890-1906』(穂積歌子著 穂積重行編 みすず書房 1989) , ISBN 4-622-04681-4
- 『乃公出でずんば 渋沢栄一伝』(北康利著 KADOKAWA 2021) , ISBN 4-04-604880-8
- 『新編 近代美人伝 上』(長谷川時雨著 杉本苑子編 岩波書店 1985) , ISBN 4-00-311032-3
- 『渋沢栄一を知る事典』(渋沢栄一記念財団編 東京堂出版 2012) , ISBN 4-490-10824-9
- 『埼玉人物事典』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 1998)
- 『渋沢栄一完全ガイド』(晋遊舎 2021) , ISBN 4-8018-1568-5
- 『渋沢栄一検定公式テキスト』(渋沢栄一記念財団渋沢史料館監修 実業之日本社 2021) , ISBN 4-408-53775-6
- 『渋沢栄一 父と子の物語』(新井慎一著 博字堂 2004)
- 『青淵先生とその郷土』(血洗島青淵会編 血洗島青淵会 1940)
- キーワード
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- 渋沢 栄一(シブサワ エイイチ)
- 伊藤 兼子(イトウ カネコ)
- 大内 くに(オオウチ クニ)
- 実業家-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000336917