レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年07月01日
- 登録日時
- 2013/10/25 19:26
- 更新日時
- 2014/02/08 11:12
- 管理番号
- レファ演80
- 質問
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解決
目の検査の際に、開いている部分を「上」とか「右」とか答える、
アルファベットの「C」のような形のものは何というか。
また発明した人の氏名と生没年、どこの国の人が知りたい。
- 回答
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下記情報を提供する。
Cのような形のもの…「ランドルト環」
発明した人物…フランス人眼科医エドモンド・ランドルト(Edmond Landolt 1846‐1926)
※典拠は回答プロセスを参照
- 回答プロセス
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キーワード「視力」や「視力検査」で参考図書をあたります。
百科事典では「ランドルト環」という言葉の掲載はあり、『日本大百科全書 12』(小学館、1986)には図の掲載がありますが、発明者までは出てきません。
詳細に調べるため分野別の事典類をあたります。
索引で「視力(表)」や「ランドルト環」で調べます。
『医科学大事典 48』(講談社、1983)には「Landolt,Edmond 1846-1926 フランス、パリに眼科診療所を開き、環状の視力表を考案した。」との記載があります。
他にも、
『南山堂医学大辞典 第19版』(南山堂、2006)の「ランドルト環」の項目に「Edmond Landoltはフランスの眼科医(1846-1926)」、
『最新医学大辞典 第3版』(医歯薬出版、2005)の「ランドルト環」の項目に「Edmund Landolt 1846-1926、眼科、仏」
『医学書院医学大辞典 第2版』(医学書院、2009)の「ランドルト環」の項目に「Edmund Landolt 1846-1926、眼科、仏」
と記載があるので、上記回答にいたります。
一般図書の眼科関係では、
『眼に効く眼の話』(小学館、2003)内に「フランスから…留学していたランドルト(1831-1910年)は…」との記載があります。
- 事前調査事項
- NDC
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- 医学 (490 9版)
- 眼科学.耳鼻咽喉科学 (496 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 視力検査
- 視力
- ランドルト環
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『ドクターに聞く近視矯正手術66の質問』(史輝出版、2001)内に「…ランドルト環は、ドイツの学者ランドルトが考案したものです。」との記載がありますが、独の化学者ハンス・ハインリヒ・ランドルト(Landolt,Hans-H(1831-1910))と誤った可能性が考えられます。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 係内演習 図書館
- 登録番号
- 1000139533