レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/01/09
- 登録日時
- 2013/01/23 02:00
- 更新日時
- 2013/04/29 22:37
- 管理番号
- 6000010402
- 質問
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解決
丸い虹の環天頂アークの写真をみたい。
- 回答
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『虹物語』に収録されている写真や新聞記事データベースに収録されている写真をご覧いただいた。
- 回答プロセス
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虹ということだったので気象学の棚から『虹物語』(青セイ社)をみると、虹色の光象というくくりで項目が設けられており、5例掲載されていた。
お問合せでは観測された日付を示されたので、ヨミダス文書館と聞蔵Ⅱで検索したところ、そのものの記事はヒットしなかったものの、ほかの例が複数あった。前掲書で環天頂アークを逆さ虹と呼ぶケースもあるとのことだったので、検索キーワードは「環天頂アーク」「逆さ虹」を用いた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 気象学 (451 9版)
- 参考資料
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- 『虹物語』高橋 真澄/写真 青菁社 (p108-113)
- 『空の色と光の図鑑』斎藤 文一/文 草思社 (p117-120)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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杉山久仁彦『虹物語』p108
「虹は雨滴の中で屈折した太陽光線が成因ですが、天頂アークは鉛筆型の氷晶が原因ですので、虹とは区別されます。」
斎藤文一『空の色と光の図鑑』p118
「じつはこれは虹ではなく環天頂アークというものである。空気中の氷の結晶によって光が屈折してできるもので、こういう変な形の『虹』(7色が鮮やかなためにそういわれるが、水滴による屈折ではないから虹とはいえない)は氷の結晶による屈折と思ってよい。」
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000127062