レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/02/06
- 登録日時
- 2023/07/27 00:30
- 更新日時
- 2023/07/27 09:11
- 管理番号
- 所沢本-2023-011
- 質問
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解決
神社にある「随身門」とはどういうものなのか知りたい。
- 回答
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「随身門」とは、「正面三間の門で両脇間に随身像を置く建物」(『神道大辭典 第2巻』 臨川書店 1981年より抜粋)と、あります。
以下の資料に記載がありました。
〇『神道大辭典 第2巻』 臨川書店 1981年
〇『建築大辞典』 彰国社/編 彰国社 1993年
〇『寺社建築の歴史図典』 前久夫/著 東京美術 2002年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確
〇『神道大辭典 第2巻』 臨川書店 1981年
p313 「ズイジンモン 隋身門」の項に、以下の記載あり。
「正面三間の門で両脇間に隋身像を置く建物。隋身とは俗に矢大臣、左大臣といひ、劔を帯し矢を負うた衛門の姿を示す。(後略)」
2.後日調査の追加事項
〇『建築大辞典』 彰国社/編 彰国社 1993年
p837 「ずいじんもん 随身門」の項に、以下の記載あり。
「神社や廟における中門形式の一。左右に門守神(かどもりのかみ)としての随身像を置くのでこう称される。必ず3間1戸(正面3間、通路1)の形式を採る。(後略)」
〇『寺社建築の歴史図典』 前久夫/著 東京美術 2002年
p232 「随身門(ずいじんもん)」の項に、以下の記載あり。
「随神門とも書く。両脇に随身像を安置している。寺院の仁王門に当たる。随身は閽神(かどもりのかみ)(または看督長(かどのおさ))で俗に矢大神、左大神という。剣を帯び矢を負うた衛士の姿をしている。両脇にそれぞれ像を置くため、必ず三間一戸の形式をとる。(後略)」
3.記載のなかった資料
×『神社辞典』 白井永二/編 東京堂出版 1997年
×『神道事典』 国学院大学日本文化研究所/編 弘文堂 1994年
×『総合佛教大辞典』 総合佛教大辞典編集委員会/編集 法藏館 2005年
- 事前調査事項
- NDC
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- 神道 (170 9版)
- 建築学 (520 9版)
- 日本の建築 (521 9版)
- 参考資料
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- 神道大辭典 第2巻 臨川書店 1981.11 170.33 4-653-00288-6
- 建築大辞典 彰国社/編 彰国社 1993.6 520.33 4-395-10015-5
- 寺社建築の歴史図典 前久夫/著 東京美術 2002.3 521.81 4-8087-0719-5
- キーワード
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- 神社
- 随身門
- 随神門
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000336321