レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年10月19日
- 登録日時
- 2012/10/19 14:06
- 更新日時
- 2016/08/20 12:22
- 管理番号
- 町田-071
- 質問
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未解決
じゃがいもについて調べている。
①戦中・戦後の頃『「じゃがいも畑の写真』を見たい。
②じゃがいも(でんぷん)を使った加工品を知りたい。
- 回答
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①戦中・戦後のジャガイモの写真資料は探せなかった。
参考として、『戦下のレシピ』p135国会議事堂周辺が開墾されていも畑になった写真(さつまいもと思われる)
②『でん粉製品の知識』
p26 「関東地方の水産ねり製品、畜肉製品や調理食品、製菓用に需要が多い。はるさめやオブラートは馬鈴薯でん粉の固有用途ともいわれている。かたくり粉の別名で家庭用に市販されている。」
p92~ でん粉の加工について記述あり。(でん粉全般について)
p125~ でん粉の用途について記述あり。
『地域食材大百科 第6巻』
p346~澱粉について
(p347 「表1)主要いも類でん粉の特性」に、じゃがいもの国内用途として、せんべい、水産練り製品、化工澱粉、医薬、糊料、発酵・醸造とあり。
p349 「表3)国内澱粉需要状況(2005)」の、じゃがいもの項目の糖化製品、水産練り製品、化工澱粉、食品・その他の欄に数値あり。
p352「~市販の「片栗粉」はほとんどじゃがいも澱粉である。」とあり。
他、p111~112、p122、p124 全国各地での米粉麺開発でじゃがいも澱粉が使用されている記載あり。)
- 回答プロセス
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①『朝日新聞に見る日本の歩み』には関連記事あるが写真掲載はなし。『戦下のレシピ』p135に毎日新聞社提供の写真があるがさつまいもと思われる。
『昭和 第6巻』掲載なし。(p343 「阪急社員の芋掘り」でさつまいもの写真はあり。)
以下の資料についても掲載なし。
『GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン』『続GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン』 ディミトリー・ボリア アーカイブス出版 2007年
『敗戦国ニッポンの記録 上・下巻』 半藤一利 アーカイブス出版 2007年
『いまに伝える 農家のモノ・人の生活館』 大舘勝治 柏書房 2004年
『マッカーサーの日本』 カール・マイダンズ 講談社 1995年
『イモと日本人』 坪井 洋文 未来社 1980年
②『ジャガイモのきた道』
p138デンプン製造工程についてあるが、加工品については記載なし。他事前調査の資料内容確認するがいずれも記載なし。
『でん粉製品の知識』
非常に詳しく、でんぷんについて記載されている。
p26 Ⅱでん粉の製造法と利用特性 4.1馬鈴薯でん粉 3)利用特性 にどのような製品に使われているか
p92~ でん粉の加工についてあるが、内容はでん粉全般
p125~ でん粉の用途について記述があり。
『地域食材大百科 第6巻』
p346~澱粉について
他p111、112、p122、124 米粉麺加工でじゃがいも澱粉について記載あり。
『さつまいも』
p271~でんぷんについてさつまいもだが、記載あり。
- 事前調査事項
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利用者の方が既に借りて調べられていた資料
『ジャガイモのきた道』 (山本紀夫/岩波書店/2008年)
『ジャガイモとインカ帝国』 (山本紀夫/東京大学出版会/2004年)
『じゃがいもが世界を救った』( ラリー・ザッカーマン/青土社/2003年)
『古代インカ文明の謎』 (ミロスラフ・スティングル/佑学社/1988年)
『インカ文明』 (アンリ・ファーヴル/白水社/1989年)
『マヤ・インカ文明の謎』 (サイエンス編集部/日経サイエンス社/1987年)
- NDC
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- 食用作物 (616 8版)
- 衣食住の習俗 (383 8版)
- 日本史 (21 8版)
- 参考資料
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- 『でん粉製品の知識』 高橋礼治 幸書房 1996年
- 『さつまいも ものと人間の文化史90』 坂井健吉 法政大学出版局 1999年
- 『ジャガイモのきた道』 山本紀夫 岩波書店 2008年
- 『朝日新聞に見る日本の歩み 破滅への軍国主義Ⅲ(昭和17年ー19年)』(「芋飯で勝ち抜け」18・7・17記事p149)
- 『戦下のレシピ』 斎藤美奈子 岩波書店 2002年
- 『地域食材大百科』 農山漁村文化協会 2012年
- 『昭和 第6巻』 講談社編 講談社 1990年
- キーワード
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- じゃがいも
- でんぷん
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 食物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000112792