レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月27日
- 登録日時
- 2021/10/16 16:56
- 更新日時
- 2021/12/09 17:24
- 管理番号
- 23676
- 質問
-
解決
ノタウチバという伝承について資料はあるか。
- 回答
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「ノタウチバ」に関連する記述が確認できた資料は、下記のとおり。
【参考資料1】
「香川の民俗 第2号」(p39-46)を収録
p44-45「大川郡西南部の話 ノタウチバの話」藤井洋一/著
【参考資料2】
p6-7「狩猟伝承の周辺」藤井洋一/著より
「1 額の漁師」の項、
ノタウチバと同様の意味と思われる、「ノタバ」「ニタバ」について次のような記述あり。
「猪は毛についたダニを落とすために山中の湿地で背中を泥にこすりつけて転げまわる。
これを猪がノタウツと言う。そして、その場所をノタバとかニタバと呼ぶ」
「2 ノタウチ供養」の項
【参考資料1】掲載の「ノタウチバの話」と関連する記述あり。
【参考資料3】
p881「後編 民俗/第4章 口承文芸/第1節 伝説/ノタウチバの話」の項
【参考資料1】掲載の「ノタウチバの話」の一部抜粋のような記述あり。
【参考資料4】
p587「第2章 各地域の民俗/第10節 仲多度郡琴南町美合地区/4 山村の民俗/(4)狩猟/猪」の項
次のような記述あり。
「ニタバ、ノタウチ場では猪がノタうっていた。
猪の毛の間にダチ(ダニのこと)がつくのでそれを払い落とそうと湿地の泥の中で
全身をのたうたせる。-略-野田小屋という地名があるが、ここはかつて猪が
ノタうっていたところだと伝わる。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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(1)『香川の民俗 復刻版』 . 香川民俗学会, 1996.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000098083-00 -
(2)『香川の民俗 第63号』 香川民俗学会 編 ,香川民俗学会, 2000.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085866870-00 -
(3)『長尾町史 下 改訂』.長尾町史編集委員会 編, 長尾町史編集委員会, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085461664-00 -
(4)『香川県史 14 資料編 民俗』.香川県 編 , 香川県. 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085622726-00
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(1)『香川の民俗 復刻版』 . 香川民俗学会, 1996.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000306146