レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年05月24日
- 登録日時
- 2023/05/25 15:12
- 更新日時
- 2023/05/25 15:29
- 管理番号
- 米図20230525
- 質問
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解決
鳥取県西伯郡南部町にある金田瓦窯跡について知りたい。
- 回答
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金田瓦窯跡(かねだがようせき)は、7世紀(白鳳時代)頃、鳥取県西伯郡伯耆町(旧岸本町)大寺廃寺の瓦を焼いていたとされる窯跡です。花崗岩の斜面をくりぬいた造りで、現在もその形が良好なまま保存されています。昭和51年に県指定史跡となりました。以下、回答プロセスに今回調べた資料を紹介します。
- 回答プロセス
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(1)南部町は市町村合併前は会見町という町名だったため、『会見町誌』を確認。【資料1】『会見町誌続編』(会見町 1995)991P「第十一章 名勝、史蹟、文化財」1013Pに「金田瓦窯跡」掲載あり。白黒写真と概要説明。
(2)米子市立図書館蔵書検索→「金田瓦窯跡」 2件HIT。
【資料2】『とっとりの史跡めぐり』(鳥取県文化観光局文化振興課 2003.3)21P掲載。カラー写真あり。概要説明。
【資料3】『鳥取県西伯郡南部町県史跡金田瓦窯跡』(鳥取県南部町教育委員会 2020)南部町埋蔵文化財調査報告書。
(3)Googleで検索「金田瓦窯跡」→【資料4】「とっとり文化財ナビ」掲載あり。http://db.pref.tottori.jp/bunkazainavi.nsf/bunkazai_web_view/BEBC0360EC5944A24925796F0007FE73?OpenDocument。写真と概要説明。
(4)【資料5】『鳥取県の地名』(平凡社 1992)671p上に「金田瓦窯跡(かねだがようせき)」が掲載されていました。「大寺廃寺の創建が白鳳時代とみられることから当瓦窯跡も同時期のものと考えられる」」とあります。
(5)上記【資料1】【資料3】【資料5】に、出土された瓦は「八葉復弁蓮華文軒丸瓦」と説明がありました。「この瓦はどのようなものか?」という質問も追加でお受けし、Googleで検索したところ、奈良国立博物館の「収蔵品データベース」の中に「八葉復弁蓮華文軒丸瓦」の写真と説明がありました。https://www.narahaku.go.jp/collection/801-2.html(2023.5.24確認)
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【資料1】会見町誌編さん企画委員会編さん , 会見町. 会見町誌 [正編],続編,完結編. 会見町, 1973.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I002664280-00 -
【資料2】鳥取県. とっとりの史跡めぐり. 鳥取県文化観光局文化振興課, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004074499-00 -
【資料5】鳥取県の地名. 平凡社, 1992. (日本歴史地名大系)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I065052747-00 , ISBN 4582490328
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【資料1】会見町誌編さん企画委員会編さん , 会見町. 会見町誌 [正編],続編,完結編. 会見町, 1973.
- キーワード
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- 金田瓦窯跡
- 鳥取県西伯郡南部町
- 遺跡
- 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000333527