レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/3/13
- 登録日時
- 2015/03/13 14:43
- 更新日時
- 2015/03/28 08:21
- 管理番号
- 20090162
- 質問
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解決
戦後の山形市の鋳物生産高の推移がわからない。何か文献がないか? 山形市が不明でしたら山形県のデータでも結構です。
- 回答
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1 山形市の鋳物生産高について
資料1 『山形市鋳物及び関連機械加工業実態調査報告』(東北大学工業経済研究会編 山形県企画審議室編 1962年) P37~39に、昭和36年度に調査した山形市の鋳物工業85事業所の製品出荷額(製品販売総額、規模別製品販売額、出荷先地域別製品販売額) の表が掲載されていました。
なお、資料2 『山形県の歴史』(誉田慶恩 横山昭男 1970年) の 「山形の鋳物と天童駒 ‐地場産業‐ 」 のP297~299に、資料1の 「規模別製品販売額」 の表が引用されています。ちなみに、規模別製品販売額の合計は、85事業所で285,943千円となっています。
2 山形県の鋳物生産高について
資料3 『山形銑鉄鋳物産地中小企業振興ビジョン』(山形県編 1981年) のP2に、工業統計からとして、山形銑鉄鋳物の生産額が昭和49年~54年まで記載されています。昭和54年の生産額は1,273,042万円となっています。
また、昭和53年の品目別銑鉄鋳物として、「機械用銑鉄鋳物」(9,832百万円) と「その他用銑鉄鋳物」(1,502百万円) の出荷額が記載されています。こちらは工業統計(品目編)からです。
資料3に 「工業統計」 とありましたので、山形県の 『工業統計調査結果報告書』 を調べましたところ、次の報告書に次の掲載がありました。
① 昭和34年~37年 「細分類業種別製造品出荷額等」 の表に、「317銑鉄い物製造業」の製造品出荷額等の記載あり
② 昭和38年~44年 「品目別製造品統計表」 に 「3172 11機械用銑鉄鋳物」 「3172 12銑鉄鋳物(機械用を除く)」 の出荷額の記載あり。
③ 昭和45年~54年 「商品分類別製造品・賃加工品統計表」 に 「機械用銑鉄鋳物」 「その他の銑鉄鋳物」 の製造品出荷額の記載あり。(昭和48年から「銑鉄鋳物」の製造品出荷額)
④ 昭和55年~63年 「産業小分類別統計表」 に 「317銑鉄鋳物」 の製造品出荷額等、「商品分類別製造品・賃加工品統計表」 の 「銑鉄鋳物(鋳鉄管・可鍜鋳鉄を除く)」 に製造品出荷額の記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『山形県統計書』、『山形市統計書』、『市勢要覧 山形』各年
- NDC
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- 金属加工.製造冶金 (566 9版)
- 参考資料
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- 資料①山形市鋳物及び関連機械加工業実態調査報告/東北大学工業経済研究会編 山形県企画審議室編/1962(K566.1/ヤマ)
- 資料②山形県の歴史/誉田慶恩 横山昭男/1970(YK209/ホン)
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資料③山形銑鉄鋳物産地中小企業振興ビジョン/山形県編/1981(K566.1/ヤマ)
※( )は当館の請求記号です。
- キーワード
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- 山形鋳物生産額
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000168944