レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年12月05日
- 登録日時
- 2024/01/26 15:33
- 更新日時
- 2024/01/26 15:34
- 管理番号
- 千県中新聞-2023-04
- 質問
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解決
1951(昭和26)年3月3日から行われた大賀ハスの発掘作業について、同年2月の『毎日新聞(千葉版)』に、内山種二「大賀博士と宮内市長と新聞記者」と題する紙面が掲載された。この他、『読売新聞』、『朝日新聞』の千葉版でも掲載されたと思われるので、それらの紙面が見たい。
- 回答
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当館所蔵のマイクロフィルムで『毎日新聞(千葉版)』1951(昭和26)年2月分を確認しましたが、内山種二「大賀博士と宮内市長と新聞記者」や、類似の記事を掲載した紙面は見つかりませんでした。(このマイクロフィルムには千葉版(1)を除いた千葉版(2)、千葉版(3)の紙面のみ収録されています。)
なお、『朝日新聞(千葉版)』、『読売新聞(千葉版)』、『千葉新聞』の1951(昭和26)年2月分を確認したところ、以下の記事が見つかりました。
【資料1】「出るか千年前のハスの実 大賀博士ら検見川遺跡を発掘」(『朝日新聞(千葉版B)』1951(昭和26)年2月24日)p4
「来月5日から6日間千葉市朝日ヶ丘町東大農場内検見川遺跡でハスの実の発掘を行うことになった」と記載されています。
【資料2】「古代蓮の実発掘調査 大賀博士らが 千葉旭ヶ丘で」(『読売新聞(千葉版B)』1951(昭和26)年2月24日)p4
「東大地理学教室と教育庁などの手で3月5日から千葉市旭ヶ岡の草炭層地帯で古代の蓮の実発掘が行われる」と記載されています。
【資料3】「2000年前のハスの実出るか? 大賀理博・来月千葉市内で発掘」(『千葉新聞』1951(昭和26)年2月24日)p2
「千葉市旭カ丘町東大農場内の泥炭地遺跡で二千年前?の「ハス」の実を発掘することゝなつた」と記載されています。
(インターネット最終アクセス:2023年12月1日)
- 回答プロセス
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1 ヨミダス歴史館の地域版・全国版、毎索、朝日新聞クロスサーチの全国版(地域版はキーワード検索できない期間)を「大賀 宮内」、「大賀ハス」で検索したが見つからなかった。
2 国立国会図書館「レファレンス協同データベース」を「大賀 宮内」、「大賀ハス」で検索
「大賀ハスを発掘した大賀一郎博士が何人の人と発掘調査したのか知りたい。千葉市のホームページでは明記されていなかった。」(千葉県立中央図書館)(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000240873)を参照。
この中から、以下を確認した。
『二千年の眠りから覚めて 大賀ハス開花五十周年記念誌』(花園ハス祭り実行委員会 2001)
『大賀ハス』(千葉市立郷土博物館 1988)
p40に「大賀ハス記事掲載新聞一覧」があるが、1951(昭和26)年2月のものは見つからなかった。
3 『毎日新聞(千葉版)』、『朝日新聞(千葉版)』、『読売新聞(千葉版)』、『千葉新聞』の1951(昭和26)年2月分のマイクロフィルムを確認。【資料1】~【資料3】が見つかった。
4 国立国会図書館オンライン、国立国会図書館デジタルコレクション、Web OYA-bunko、ざっさくプラスを「大賀博士 宮内市長」で検索したが見つからなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 被子植物 (479 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】「出るか千年前のハスの実 大賀博士ら検見川遺跡を発掘」(『朝日新聞(千葉版B)』1951(昭和26)年2月24日)p4
- 【資料2】「古代蓮の実発掘調査 大賀博士らが 千葉旭ヶ丘で」(『読売新聞(千葉版B)』1951(昭和26)年2月24日)p4
- 【資料3】「2000年前のハスの実出るか? 大賀理博・来月千葉市内で発掘」(『千葉新聞』1951(昭和26)年2月24日)p2
- キーワード
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- 大賀ハス(オオガハス)
- 大賀一郎(オオガイチロウ)
- 宮内三朗(ミヤウチサブロウ)
- 検見川遺跡(ケミガワイセキ)
- 千葉県-千葉市(チバケン-チバシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000345496