レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/07/30
- 登録日時
- 2011/01/17 02:00
- 更新日時
- 2011/01/21 15:55
- 管理番号
- 6000000921
- 質問
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解決
松平不昧に関する資料(茶会記)がみたい。
- 回答
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当館所蔵資料より以下の資料を紹介。【資料1】および、【資料2・3】の該当ページを複写し提供した。
資料1:「公の在世中、茶会記及懐石料理は別に録して人に示さざりき。(以下略)」との記述もあり。
資料2:昭和20年に刊行した同名の冊子の内容を月別にまとめて一覧表形式にしたもの。
資料3:「不昧の茶会記は、『松平不昧伝』(【資料1】)や『日本美術工藝 不昧特集』(【資料2】)などが引用・言及しているものを整理すると、二十種をこえるものが流布していたと推定できる。しかし両書いずれもが、引用・言及した茶会記についての説明が不十分で、直接目にすることができたのは五種類の茶会記(以下略)」とある。
資料4:昭和39年に石村春荘が書き写したものを当館へ寄贈。※【資料5】と内容同じ。
資料5:※【資料4】と内容同じ。
<2010/7/8追記>※資料6のみ
資料6:『逾好日記』からの引用があり、天明九年(1789)三月二日の茶会の様子がわかる(解説もあり)。また、「石州流不昧派を成立させた候の数寄弟子の中で、最も不昧に私淑し心酔していたのが酒井雅楽頭宗雅(逾好)でした。天明7年から寛政元年10月に至る『逾好日記』3冊は茶会記として現存し、近年『酒井宗雅茶会記』として刊行」とある。なお、『酒井宗雅茶会記』を当館では所蔵していないが、〔総合目録〕で調査したところ、国会をはじめ何館か所蔵していることがわかった。
以下の資料は、内容を調査した結果、いずれも茶会記の記載なし。
・『松平不昧』(今井書店,1966)
・『松平不昧と茶の湯』(2002)
・『不昧流茶道と史料』(2005)
・『大名茶会記の一考察』(吉川弘文館,1969)※貸出禁止資料
・『不昧公と茶の湯』(松江今井書店,1998)
・『不昧流茶道手前教本』(1972)
・『石州流』(光村推古書院,1984)
- 回答プロセス
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自館OPACで「不昧」「茶会記」などのキーワードで検索等。
<参考>【資料7】p180より
松平不昧(まつだいらふまい)1751~1818年。
石州流不昧派の祖。松江藩七代藩主。名は治郷(はるさと)。
- 事前調査事項
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不昧の茶会記はあまり残っていないと言われている。
- NDC
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- 茶道 (791 8版)
- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
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- 松平不昧伝,松平家編輯部/編纂,原書房,199911, (1999、p193~211中巻「第10章懐石」 【資料1】)
- 不昧公 特集,日本美術工芸社,1954, (1954.4、臨時増刊 不昧公特集 p81~98 ※貸出禁止資料 【資料2】)
- 茶道雑誌,河原書店,1937.1, (1993.8、p47~茶会記の風景 【資料3】)
- 大円庵様御一代茶会記, (※貸出禁止資料 【資料4】)
- 雲不昧侯會席記, (※貸出禁止資料 【資料5】)
- 裏千家茶道教科,教養編 15,淡交社,1980, (1980、茶会記百選p207~211「松平不昧」 【資料6】)
- 茶道人物辞典,原田伴彦/編,柏書房,1981, (1981、p180 ※貸出禁止資料 【資料7】)
- キーワード
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- 不昧公(フマイコウ)
- 茶会記(チャカイキ)
- 松平不昧(マツダイラ,フマイ)
- 松平治郷(マツダイラ,ハルサト)
- 石州流不昧派(セキシュウリュウフマイハ)
- 逾好(ユコウ)
- 酒井宗雅(サカイ,ソウガ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000076637