レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月19日
- 登録日時
- 2022/11/25 16:39
- 更新日時
- 2022/11/25 17:27
- 管理番号
- 米図20221119
- 質問
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槇有恒(登山家・日本山岳会設立者)が、昭和26年大山で行われた国民体育大会山岳競技の開会式で話した「オロマニア」という言葉の意味を知りたい。
- 回答
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【資料1】『日本国語大辞典 第3巻』62pに峰(みね)と同じ意味を持つ「オロ(峰)」という言葉が掲載されていました。この語が元となっている可能性があります。
【資料2】雑誌「山とスキー」第38号(1924.6)所収の論説「山への想片」(大島亮吉)10pに「(前略)即ち無暗に山を登らうとする望みを有ってゐるものは、私はこれを「登山狂(オロマニア)」と呼ぶ。」という一文を確認しました。
- 回答プロセス
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(1)外来語辞典、カタカナ語辞典を中心に米子市立図書館所蔵の辞典に目を通しましたが、「オロマニア」という言葉を見つけることはできませんでした。
(2)【資料1】に「オロ(峰)」という言葉を発見。
(3)Googleで「オロマニア」と検索。【資料2】がHITしました。https://aach.ees.hokudai.ac.jp/pub/HUSV/yamatosuki/yamatosuki4-38.pdf(2022.11.19確認)
(4)国立国会図書館デジタルコレクションで「山とスキー」を検索。38号を見つけ、「オロマニア」が出てくる文章を発見しました。
(5)「日本海新聞」で昭和26年に開催された国民体育大会山岳競技の関連記事と、当館所蔵の槇有恒の著書にも目を通しましたが、「オロマニア」という言葉は発見できませんでした。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【資料1】日本大辞典刊行会 著 , 日本大辞典刊行会. 日本国語大辞典 第3巻 うは-おのん. 小学館, 1973.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I107198990-00 , ISBN 9784095520032 -
【資料2】山とスキー (38). 山とスキーの会, 1924-06.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I000450380-00
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【資料1】日本大辞典刊行会 著 , 日本大辞典刊行会. 日本国語大辞典 第3巻 うは-おのん. 小学館, 1973.
- キーワード
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- 登山用語
- 国民体育大会
- 山岳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324647