レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210821
- 登録日時
- 2021/08/21 12:53
- 更新日時
- 2022/01/09 14:34
- 管理番号
- R03-011
- 質問
-
解決
草木染の「茜染」について調べている。参考になる資料はないか。
- 回答
-
以下のとおり案内。
・宮崎 安貞/編『農業全書(岩波文庫)』 (岩波書店 1988)
・『日本思想大系62 近世科学思想 上』(岩波書店 1972)
・大河内 正/著『日本ムラサキ草栽培の探求 茜染・紫染・黄櫨染再現』(農山漁村文化協会 2018.11)
また、当館で閲覧できる農山漁村文化協会の『ルーラルデータベース』に、簡易ではあるが茜染の方法の記載あり。
- 回答プロセス
-
利用者からの情報で、 宮崎 安貞 編『農業全書 (岩波文庫)』(岩波書店 1988)提供したが、古い文庫資料のため見づらいので他に無いかとのこと。
また、他にも参考となるものが無いか。
農業全書について、自館書架を館内検索。
宮崎安貞著「農業全書‐抄‐」(『日本思想大系62 近世科学思想 上』p67-167 岩波書店 1972)p16 巻六 三草之類十一種に「茜根(あかね)」の表記のみ。
茜染めに関して百科事典を確認し、その後自館書架を館内検索及びブラウジングする。
『大百科事典1』(平凡社 1984)
P106「(前略)茜染は灰汁を媒染材として用い、タンニンその他の不純物を吸着さすために白米を使って緋色を得る努力をしている(後略)」
岩波書店『日本思想大系62 近世科学思想 上』 に「 農業全書‐抄‐ 宮崎安貞著」が収録されていたが、抄出のため茜染めについての部分の記載なし。ただし農業全書の総目録が参考資料として本文の後に掲げられている中でP166「巻六 三草之類 茜根」との表示あり。
茜染で他に資料が無いか探す。
大河内正 著 『日本ムラサキ草栽培の探求 茜染・紫染・黄櫨染再現』 (農山漁村文化協会 2018)という資料あり
農山漁村文化協会が出版した資料であったため、ルーラル電子図書館に何か資料が無いか、データベース検索。
茜染についてのデータ2件うち1件に茜染の方法などの記載あり
[草木染] 地域資源を活用した草木染
出典:食品加工総覧>非食品の加工品 サブタイトル:クラフト>特徴的な加工品と加工方法
執筆者:林泣童 執筆者所属:雑華林 ページ数:9
- 事前調査事項
-
岩波書店の農業全書に記載があるようだ。
- NDC
-
- 農業 (610 10版)
- 日本思想 (121 10版)
- 染織工芸 (753 10版)
- 参考資料
-
-
宮崎安貞編録 , 宮崎, 安貞(1623-1697) , 貝原, 楽軒(1625-1702) , 土屋, 喬雄(1896-1988). 農業全書. 岩波書店, 1936-01. (岩波文庫)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000457153-00 , ISBN 4003303318 -
古島敏雄, 安芸皎一校注 , 古島, 敏雄 , 安芸, 皎一 , 広瀬, 秀雄 , 中山, 茂 , 大塚, 敬節. 近世科學思想 上,下. 岩波書店, 1971. (日本思想大系, 62-63)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003387453-00 -
大河内正 著 , 大河内, 正, 1939-. 日本ムラサキ草栽培の探求 : 茜染・紫染・黄櫨染再現. 農山漁村文化協会, 2018. (ルーラルブックス)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029314133-00 , ISBN 9784540181696
-
宮崎安貞編録 , 宮崎, 安貞(1623-1697) , 貝原, 楽軒(1625-1702) , 土屋, 喬雄(1896-1988). 農業全書. 岩波書店, 1936-01. (岩波文庫)
- キーワード
-
- 草木染
- 染料植物
- 茜染
- むらさき
- 染料工芸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 利用案内
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000303464