レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2023/09/03 10:50
- 更新日時
- 2023/09/14 10:13
- 管理番号
- 2023-8.9
- 質問
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解決
楽譜に書かれている“Basso continuo”とは、どういう意味か知りたい。
(→調査過程で日本語では”通奏低音”と分かった)
- 回答
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イタリア語の楽譜に出てきたということで、イタリア語と音楽関連を調査。
*まず「basso continuo」を辞典で引いた。
■イタリア語辞典
①『伊和中辞典 2版[改訂]』(池田 廉/編者代表 小学館 2010)
p.180「basso」を引くと、「“~ continuo” (バロック音楽の)通奏低音」とある。
■音楽用語
②『伊英独仏音楽用語辞典』(篠岡 恒悦/著 春秋社 2015.1)
p.41「basso continuo」は、イタリア語の男性名詞で「通奏低音、バッソ・コンティヌオ」とある。
*日本語で「通奏低音」「バッソ・コンティヌオ」とあらわされることが分かったので、「通奏低音」を以下の辞典で引いた。
■音楽事典
③『クラシック音楽事典』(戸口 幸策/監修 平凡社 2001.7)
p.235「通奏低音 basso continuo」の項目。簡単な解説あり。
④『音楽大事典 3 シ〜テ』(平凡社 1982.4)
p.1519~1521「通奏低音」の項目。英、独、仏、伊、ラテン語での綴りも載っている。【語義と記譜法】、【歴史】に分けて詳しく解説し、7例の譜面や参考文献もある。
■百科事典
⑤『世界大百科事典 18 2009年改訂新版 チキン-ツン』(平凡社 2009年)
p.523「つうそうていおん 通奏低音」の項目。イタリア語、ドイツ語の綴りもある。解説と「図-18世紀ドイツの通奏低音」が載っている。
⑥『日本大百科全書 15 たわ-つん』(小学館 1994年)
p.788「通奏低音 つうそうていおん」の項目に解説あり。ドイツ、イギリス、フランス、イタリア語での綴りも載っている。
- 回答プロセス
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イタリア語の楽譜に出てきたということで、イタリア語と音楽関連の資料を調査した。
イタリア語「basso continuo」を辞典で引き、日本語での訳語「通奏低音」を確認。その後、「通奏低音」を音楽の辞典、事典や百科事典で引いた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽 (760)
- 辞典 (873)
- 参考資料
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資料①:池田 廉/編者代表 , 池田‖廉. 伊和中辞典 2版[改訂]. 小学館, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I081303138-00 , ISBN 4095154020 -
資料②:篠岡恒悦 著 , 篠岡, 恒悦, 1953-. 伊英独仏音楽用語辞典. 春秋社, 2015.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026022581-00 , ISBN 9784393930298 -
資料③:戸口幸策 監修 , 戸口, 幸策, 1927-2016. クラシック音楽事典. 平凡社, 2001.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003014035-00 , ISBN 4582127177 -
資料④:音楽大事典 3. 平凡社, 1982.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005634991-00 -
資料⑤:世界大百科事典 18(チキン-ツン) 2009年改訂新版. 平凡社, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I051248037-00 -
資料⑥:日本大百科全書 15 2版. 小学館, 1994.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002800307-00 , ISBN 4095261153
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資料①:池田 廉/編者代表 , 池田‖廉. 伊和中辞典 2版[改訂]. 小学館, 2010.
- キーワード
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- Basso continuo
- 通奏低音
- バッソ・コンティヌオ
- 音楽用語
- 音楽
- イタリア語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338181